中村かおり ゼミ
異文化理解のための日本語
ゼミナールの目的・内容
日本語教育において教師は、日本語を学ぶ人に日本語を教えるだけでなく、自ら学べる人になるように支援します。その際、異なる文化の学習者に対して、どのように言語の役割を伝えるかは重要です。他人行儀なので、家族には「ありがとう」と言わない文化もあれば、家族だからこそ感謝を伝えて関係性を維持するという文化もあるように、言語の使われ方は、文化によって異なります。しかし、その根底には「家族を大切にしたい」という普遍性があるのです。ゼミでは、言語と文化の関わりについて理解を深めながら、一方で、それぞれの興味関心に基づいた観点から、問いを立て、調べて考え、答えを導き出す訓練を行っていきます。そして、留学生と日本人が相互に協力して学ぶ過程を通して、異文化理解だけでなく、学ぶとは何か、どうすればよりよく学べるのかについても理解し、これからの多文化共生社会で自律的に生きていくための知識や力を身につけることを目指します。
留学中のゼミ生がいるため、ハイフレックスで実施中
ゼミ生のコメント
「文化」は、身の回りの様々なところに隠れています。食事一つとっても、食卓の上には何が並ぶのか、どう並ぶのか、それをどう使いどう食べるのか、そういった一つ一つに文化があるのです。また、文化を学ぶことの面白さは、国、地域、家庭、人など、少しでも場所が変われば、その姿も大きく変わるところにあるのではないでしょうか。ゼミの時間では、学生同士話をすると、いつも、新たな文化の発見に盛り上がっています。
中村ゼミでは、「異文化理解」をキーワードに、言語と文化の関わりについて学んでいます。また、基礎の学びを共有しながらも、それぞれが設定する課題にむけて、学びを深める活動も行っています。興味のある分野の論文を読み、それをゼミの時間で互いに発表し、議論し合うことで、自身で興味を持つ分野だけでなく、今まで持たなかった視点や気づきを与えてもらうことも多いです。
様々なバックボーンを持つ学生が集まっているのも、中村ゼミの醍醐味です。日本人学生と留学生が、日本語を用いて議論し合うのが日常の風景となっているのは、国際日本語学科らしい特徴の一つかもしれません。 私は、「日本語教育と国語教育の統合」ということに興味があります。言語教育の根底にある異文化理解を学び、自身の関心に向かって学びを広げ深めることが出来ているのは、中村かおり先生のゼミならではだと感じています。
国際日本語学科の大きなテーマである日本語教育や異文化理解、世界から見る日本の姿に興味がある人におすすめのゼミです。加えて、特定の分野でなくとも、漠然と「日本について知りたい」と考えている人にも、自身の関心に気がつくきっかけを与えてくれるゼミだと思います。
中村ゼミでは、「異文化理解」をキーワードに、言語と文化の関わりについて学んでいます。また、基礎の学びを共有しながらも、それぞれが設定する課題にむけて、学びを深める活動も行っています。興味のある分野の論文を読み、それをゼミの時間で互いに発表し、議論し合うことで、自身で興味を持つ分野だけでなく、今まで持たなかった視点や気づきを与えてもらうことも多いです。
様々なバックボーンを持つ学生が集まっているのも、中村ゼミの醍醐味です。日本人学生と留学生が、日本語を用いて議論し合うのが日常の風景となっているのは、国際日本語学科らしい特徴の一つかもしれません。 私は、「日本語教育と国語教育の統合」ということに興味があります。言語教育の根底にある異文化理解を学び、自身の関心に向かって学びを広げ深めることが出来ているのは、中村かおり先生のゼミならではだと感じています。
国際日本語学科の大きなテーマである日本語教育や異文化理解、世界から見る日本の姿に興味がある人におすすめのゼミです。加えて、特定の分野でなくとも、漠然と「日本について知りたい」と考えている人にも、自身の関心に気がつくきっかけを与えてくれるゼミだと思います。
(3年 中村ゼミリーダー 山岸友真 2022年現在)