FACULTY OF FOREIGN LANGUAGES
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渡辺 勉 ゼミ

応用英語音声学

ゼミナールの目的・内容

まず、英語音声学の授業で学んだ母音と子音の発音を復習します。次に英語のリズムとイントネーションの聞き取りと発音の練習をします。ゼミの目標は、ネーティブの英語を聞き取れるようになり、国際共通語として通じる発音ができるようになることです。

次の英文を見て下さい。A さんと B さんとの短い対話です。

A: I can do that on Monday.
B1: You can't. (↘)
B2: You can’t. (↗)
B3: You can’t. (↘↗)

イントネーションによって B さんの発言のニュアンスが変わってしまいます。B1 は「それは無理だということは今説明したとおりだよ」という意味、B2 は「それは無理だということは当然よく分かっているはずなのに」という意味、B3 は「それが可能だと思っているとは残念なことだな」という意味になります。
皆さんの英語のレベルが初級から中級、上級と上がるにつれて、この日本人は「自分たちと同じように英語を扱えるんだな」とネーティブが対応してきます。文の文法は同じ、「音の文法」も同じというようにです。英語は音声で気持ちはもちろん文法も表します。音の文法を学んで相手と自然なやり取りを出来るようになることをめざします。音声学の教科書の他に、英語のニュース、ドラマなども使って聴き取りと発音の練習をします。発音練習だけのゼミではありませんよ。「自分たちと同じように英語を扱える」ということは、「文化背景、歴史、世間常識も同じ」と彼らが思っているということです。もちろん、日本は英語圏ではありません。しかし、日本人の独自性を主張する前に、相手を知らなければなりません。英語のニュースやドラマを入り口にして、英語圏文化に切り込んでいきます。

学生によるゼミナール紹介

英語の正しい発音を先生の発音豆知識を交えつつ勉強することが出来るので、実践的なことだけでなく発音についての知識も身につけることができました。
(3年 折田 幸平さん 埼玉県立本庄高等学校 出身)

音声学の仕組みや構造など英語の音声そのものはもちろんのこと、その歴史や文化においても先生の解説の中で詳しく学ぶことができました。また英語学習コンテンツ動画やDVDを通して楽しく英語が学べることも渡辺ゼミの魅力だと感じています。
(3年 髙田 あみるさん 福岡県立大川樟風高等学校)

このゼミは主に音声学を中心に学んでいくので、リーディング、リスニング共に実力をアップすることができました。そしてイギリスとアメリカ英語の違いなど細かいところまで教えていただけるのもいいと思いました。
(3年 平井 拓海さん 神奈川県立旭高等学校 出身)

対面授業のため先生の口の動かし方を見ることが出来、教科書の他に動画を見ることでより音声学の知識を深めることが出来たと思います。
(3年 岩田 莉奈さん 秩父高等学校)

学ぶことが多くてとても充実した授業でした。実際に発音したり動画を観たりして、わかりやすかったです。
(3年 髙橋 巨樹さん 武南高等学校 出身)
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