FACULTY OF FOREIGN LANGUAGES
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狩野紀子 ゼミ

心理言語学ゼミナール

ゼミナールの目的・内容

私たちは、気付かないうちに言語を習得しています。この言語はどのようにして私たちの心に入り込み(あるいは生まれ)、定着していくのでしょうか。また、私たちはどのようにして抽象概念や気持ちをことばにのせて他人に伝えたり、他人が発する音声を意味あるメッセージとして理解したりするのでしょうか。この授業では、私たちはどのように言語を習得していくのか、またどのように語や文を理解し、記憶し、コミュニケーションにつなげていくのかを、学生自身の気づきや経験をシェアしながら考えていきます。「こむずかしい」理論を身近な問題で考えていくゼミです。

学生によるゼミナール紹介

普段使っている言語について考えてみたことはありますか?『心理言語学入門ゼミ』では、私たちどのように母語や外国語を習得していくのか、またどのように言語や非言語の手段を利用してコミュニケーションしているのかについて考えています。一見難しそうな内容ですが、狩野先生はこれらを、私たちの日常生活にあるものを利用して、導入から結論に至るまでしっかり教授してくれます。

3年の前期には、心理言語学の一分野である、言語習得や脳の仕組みなどについてディスカッションしながら講義を受けます。後期には前期に知識をもとに、各自興味のある分野についてリサーチを進め、パワーポイントにまとめ、何度も発表を行います。クラスメートからもらうコメントは結構勉強になります。4年の前期には、視点や方法を変えて研究や発表を繰り返し、後期には、その集大成として、居村ゼミ、大野ゼミ、長谷川ゼミと合同で卒業研究発表会を行います。

狩野ゼミでは先生の講義(インプット)だけでなく、自分たちで調べてプレゼンテーション(アウトプット)する機会が頻繁にあります。人に教えることが好きな人、発表が好きな人だけでなく、人前で話すことは苦手だけれど克服したいと思っている人にも適したゼミです。狩野先生は私たちの研究から発表まで、最後までしっかり指導してくれます。言葉に興味がある人、人前で意見を話す練習をしたい人はぜひ狩野ゼミのドアを叩いてください。
村上 柊平さん(福島県立湯本高等学校 出身)
狩野紀子ゼミ