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教員紹介_大越 貴子
大越 貴子 准教授 OKOSHI Takako
自己紹介
今年の4月から外国語学部所属となりました。昨年度までは、日本の大学や大学院に進学するために日本語を集中的に学習する別科日本語教育課程という所におりました。今まで、日本語教師として留学生をはじめ、インドシナ難民、条約難民、ビジネスマン、地域の日本語教室の学習者など、様々な年代・環境の外国の方々に30年以上接してきました。
教師とは名ばかりで、私のほうが学習者の方々から人生観や多様な価値観を教えていただくことばかりです。日本語教師って、お給料をいただきながら自分のほうが留学させてもらっている感じで、とても贅沢なお仕事だと思っています。外国語学部の学生のみなさんとの新たな出会いもとても楽しみです。
遠隔授業の良さもそれなりにはあるとは思いますが、やはり早く教室でお会いして、いろいろお話できる日が来るのを待ち遠しく思っています。
研究分野
日本語教育、日本語教授法
担当科目
教育日本語総合Ⅰ・Ⅱ、異文化理解、ビジネス日本語総合Ⅰ、異文化間理解

先生に聞きました!

Q:いろいろな学習者に教えてきたということですが、どうやって日本語教育の世界に入ったのですか?

A:大学時代は国文科所属でしたが、日本語教育など全く考えたこともなく、ひたすらテニスサークルで汗を流しておりました。卒業後は商社や銀行で花の?OL生活をしていましたが、やはり一生続けられる遣り甲斐のある仕事がしたいと思うようになり、20代後半になって拓殖大学の社会人向けの日本語教師養成講座に入ったのがきっかけです。社会人経験の後だけに、人に教えてもらえる学生という身分のありがたさが身に沁みました。その後、資格試験に合格し、家が近くの品川国際救援センターというところで、インドシナ難民の教育に携わったのが日本語教師デビューでした。

Q:外国語学部での授業には、もう慣れましたか?

A:まだ慣れたとはとても言えません。4月、2週間の対面授業をして、さあこれから学生の皆さんといろいろお話しようと思っていた矢先に、遠隔授業になってしまったからです。国際日本語学科は、日本人学生と留学生が半々の割合なのですね。まさに日本人学生にとっては国内留学に近い感じなんじゃないかな、と思って拝見しています。ようやく対面授業も始まるので、皆さんとのおしゃべりを楽しみにしています。

Q:先生は仕事以外ではどんなことにご興味を持っていらっしゃいますか?

A:20年ほど前に、川崎区南部にあるオールドカマーとニューカマーの混在する町で、あるボランティアをする機会があって、それ以来、途中でマレーシア勤務などで断続的になりながらも、日本語教育経験からお手伝いできることをさせていただいています。手伝いというより、自分自身の学びと楽しみといった方が良いかもしれません。
他には、趣味と言えるほどのものがあまりないのです。休みの日は、うちの猫2匹と遊ぶことと、お酒の肴程度のお料理を作って、のんびり野球中継を見たりしています。基本的に家でゴロゴロしていることが好きな怠け者です。最近、いい歳をして宝塚歌劇の魅力にはまっています。ステイホームの影響でささやかな家庭菜園も始めました。

Q:外国語学部の学生に伝えたいことがありますか?

A:はい、皆さんがこの学部を選んだ理由の中には、将来、国という境界を越えて、グローバルな活躍をしたいという気持ちもあるのではないかと勝手に想像しています。でも住み慣れた世界から外へ出ることは、勇気が要りますよね。若いころの自分はまさにそうでした。なかなか一歩が踏み出せず、20代を無駄に過ごしたと後悔した時期もありました。でも、それも今の仕事に出会うまでに必要な時間だったのかもしれません。どうぞ迷ったり、不安になったりしながら日々の大学生活を送ってください。そして、何かチャンスが来たときには、勇気を振り絞ってみましょう。やらないで後悔するより、やって後悔しましょう。たくさん後悔した人ほど成長できるのではないかと思っています。
2021年6月23日更新

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