外国語学部NEWS
桐蔭学園高等学校の2年生が研究室を訪問しました
2025.07.28(月)
NEWS
桐蔭学園では、高校2年生を対象に「研究室シャドウイング」という、大学の研究室を訪問し「大学での学び」を実際に体験する企画が行われています。外国語学部では、毎年訪問を受け入れており、
桐蔭学園では、高校2年生を対象に「研究室シャドウイング」という、大学の研究室を訪問し「大学での学び」を実際に体験する企画が行われています。外国語学部では、毎年訪問を受け入れており、今回は英米語学科の研究室に4名、中国語学科の研究室に2名、スペイン語学科の研究室に4名の高校生が訪問しました。以下、教員による実施報告です。
今年は男子1名女子3名が参加してくれました。高校2年生ですが、英検準一級を目指して勉強中とのことで、天晴です。授業では、同じ高校2年生が主役のアメリカのドラマを見て、いろいろ思うことがあったようです。アメリカ、日本、それぞれ、文化や社会に根差した教育ですので、優劣はつけ難いのですが、洋の東西を問わず「思い切り生きたい」という気持ちは同じですね。
今年は、中国語に興味をお持ちの桐蔭学園生2名を研究室にお迎えしました。最初に、母語話者が世界最大の11億人にのぼる中国語について、なぜ世界の広い地域に話者が広がったかの背景を紹介しました。そのうえで、中国語の方言や地域ごとの特色など、言語としての多様性にも触れました。また、漢字を解する日本語話者にとっては要となる中国語の「発音」にも挑戦してもらい、実際に声に出して練習しました。あわせて、簡単な会話にもチャレンジしてもらいました。後半は、中国の近代化の中で「文学」が社会変革の一翼を担ってきたこと、その伝統から生まれた中国SFが今、世界で注目を集めていることについてお話ししました。そして、世界中に広がる中国語話者が各地で花咲かせた文学の果実を「サイノフォン文学」と呼び、そこから中国語の持つ多様な魅力が見えてくるという、現在の文学研究の視点も紹介しました。中国語という言語が、世界のさまざまな場所や文化とつながっていることを少しでも感じてもらえていたらうれしいです。また、いつでも遊びに来ていただけたらと思います。
今年は4名の生徒が研究室に来てくれ、研究室を賑やかなものにしてくれました。スペイン語が話されている地域や話者数、身近に見られるスペイン語など、スペイン語について簡単に紹介しました。さらに、「謎解き」と称し、いくつかのスペイン語文から規則性を導き出してもらい、スペイン語の特徴を紹介しました。そのあと、マンガ『SPY×FAMILY』の日本語版(原文)、英語版、スペイン語版、フランス語版、そしてポルトガル語版を用いて、ひとつのシーンを比べて、翻訳することの難しさ、原文で理解することの大切さ、面白さを伝えました。生徒のみなさんに「生成AIや機械翻訳がこれだけ発達している世の中だけど、外国語を学ぶ意味はあると思いますか?」と問うとみなさんそれぞれに答えがあり、とても頼もしく思えました。今回の研究室シャドウイングが、みなさんのこれからの進路を考えるうえで何かの役に立てればとてもうれしく思います。来年もお待ちしております。
それぞれの「学び」の体験後は、学食でランチを共にし、恩賜記念館の前で写真撮影をしました。

塩崎 智 教授(英米語学科)
今年は、中国語に興味をお持ちの桐蔭学園生2名を研究室にお迎えしました。最初に、母語話者が世界最大の11億人にのぼる中国語について、なぜ世界の広い地域に話者が広がったかの背景を紹介しました。そのうえで、中国語の方言や地域ごとの特色など、言語としての多様性にも触れました。また、漢字を解する日本語話者にとっては要となる中国語の「発音」にも挑戦してもらい、実際に声に出して練習しました。あわせて、簡単な会話にもチャレンジしてもらいました。後半は、中国の近代化の中で「文学」が社会変革の一翼を担ってきたこと、その伝統から生まれた中国SFが今、世界で注目を集めていることについてお話ししました。そして、世界中に広がる中国語話者が各地で花咲かせた文学の果実を「サイノフォン文学」と呼び、そこから中国語の持つ多様な魅力が見えてくるという、現在の文学研究の視点も紹介しました。中国語という言語が、世界のさまざまな場所や文化とつながっていることを少しでも感じてもらえていたらうれしいです。また、いつでも遊びに来ていただけたらと思います。
阿部 沙織 准教授(中国語学科)
今年は4名の生徒が研究室に来てくれ、研究室を賑やかなものにしてくれました。スペイン語が話されている地域や話者数、身近に見られるスペイン語など、スペイン語について簡単に紹介しました。さらに、「謎解き」と称し、いくつかのスペイン語文から規則性を導き出してもらい、スペイン語の特徴を紹介しました。そのあと、マンガ『SPY×FAMILY』の日本語版(原文)、英語版、スペイン語版、フランス語版、そしてポルトガル語版を用いて、ひとつのシーンを比べて、翻訳することの難しさ、原文で理解することの大切さ、面白さを伝えました。生徒のみなさんに「生成AIや機械翻訳がこれだけ発達している世の中だけど、外国語を学ぶ意味はあると思いますか?」と問うとみなさんそれぞれに答えがあり、とても頼もしく思えました。今回の研究室シャドウイングが、みなさんのこれからの進路を考えるうえで何かの役に立てればとてもうれしく思います。来年もお待ちしております。
長縄 祐弥 准教授(スペイン語学科)