外国語学部NEWS
¡Viva América Latina! ラテンアメリカ留学・在住卒業生の体験談⑨
2025.01.08(水)
スペイン語学科
スペイン語学科の卒業生で、海外で活躍されている方は大勢います。
第9回目の今回は1987年に卒業された、株式会社東京精密で働く細谷資通(すけみち)さんです。
■スペイン語
スペイン語学科の卒業生で、海外で活躍されている方は大勢います。
第9回目の今回は1987年に卒業された、株式会社東京精密で働く細谷資通(すけみち)さんです。
■スペイン語学科を選んだ理由
小中学校時のスペイン帰国子女であり、更なるスペイン語力を高めるため拓大スペイン語学科を選びました。またサラマンカ大学との交換留学制度があったことも理由のひとつです。
■留学先での経験
サラマンカ大学には1985年に留学しました。留学では貴重な経験を得て、その時に知り合った友人は今でも交流があり、子ども同士の交流に至ります。その中で、特筆すべきは大学生民俗楽団TUNA de Universidad Salamancaへの参加です。私はスペインのTUNA(トゥナ)の長い歴史で初めての日本人加入となり、各国VIP晩餐会、地方演奏旅行を経験しました。
スペインの伝統を継承する中南米諸国にもTUNAが多数ある中、2015年から赴任したメキシコ国ケレタロにも同大学のTUNAがあり、40年振りに参加させていただき、その縁でメキシコの色々な音楽仲間と知り合うことができました。サラマンカ留学は1年未満でしたが、留学後40年を経過した今なお人生に大きな影響を与える有意義な留学でした。
■現地での仕事、大学で学んだことがどのように役に立っているか
スペイン語力を生かし、海外営業に従事し、欧米出張、ブラジル、メキシコ、ベトナム駐在を経て、現在はメキシコ・ブラジル両国を担当しています。留学での経験により、音楽は言葉ができなくても、楽器を通して地元の方々と交流できることを学びました。その経験からブラジル、ベトナムでも伝統楽団に参加し、地元の方と交流しました。そして、観光では知りえない地元の生活・文化を知ることができました。
このような「その国の文化を知ろう」と言う姿勢は赴任国のお客様から好感を得られ、ビジネスにも好影響を与えます。在メキシコ日本商工会の会合では、楽団の演奏を披露し、日墨交流の一助にもなりました。
■後輩へのメッセージ
最近では、日本の若者は海外に興味がないと聞きます。留学等で海外を経験すると「日本とは」「日本人とは」を自問自答するようになり、日本の良さを認識することができます。この「日本の良さ」の再認識は、国内・海外どちらに居住しても活かされますので、是非経験してください。
就職面では、英語に加えスペイン語能力があれば、世界の過半をカバーでき、会社としても貴重な戦力となりますので是非勉学に勤しんでください。ただし、「語学屋」ではなく、「自分で判断できる」人材を求めていますので、アルバイト・部活等で社会経験を積んでください。
なお、海外赴任をすると、その国の文化に興味がなく、日本人だけで集まり、日本食を食べ、週末はゴルフ三昧で帰任される方を多く見かけます。現地の人々はどう思うでしょうか。これは日本人との交流・日本食文化に全く興味がない外国人が日本に着任し、我々の上司になった場合、心情的に支えようと思えないのと同じことです。
いかなる国でもその国固有の文化、国民性がありますので、必ずリスペクトして接しましょう。そうすれば色々な出会いが広がりますので、その点を忘れずに!また、拓殖大学は卒業生が世界各国にいる稀有な大学です。是非、各国の学友会にコンタクトしてください。
第9回目の今回は1987年に卒業された、株式会社東京精密で働く細谷資通(すけみち)さんです。
■スペイン語学科を選んだ理由
小中学校時のスペイン帰国子女であり、更なるスペイン語力を高めるため拓大スペイン語学科を選びました。またサラマンカ大学との交換留学制度があったことも理由のひとつです。
大学生民俗学団TUNAのユニフォーム姿の細谷さん
サラマンカ大学には1985年に留学しました。留学では貴重な経験を得て、その時に知り合った友人は今でも交流があり、子ども同士の交流に至ります。その中で、特筆すべきは大学生民俗楽団TUNA de Universidad Salamancaへの参加です。私はスペインのTUNA(トゥナ)の長い歴史で初めての日本人加入となり、各国VIP晩餐会、地方演奏旅行を経験しました。
大学生民俗楽団TUNA de Universidad Salamanca
■現地での仕事、大学で学んだことがどのように役に立っているか
スペイン語力を生かし、海外営業に従事し、欧米出張、ブラジル、メキシコ、ベトナム駐在を経て、現在はメキシコ・ブラジル両国を担当しています。留学での経験により、音楽は言葉ができなくても、楽器を通して地元の方々と交流できることを学びました。その経験からブラジル、ベトナムでも伝統楽団に参加し、地元の方と交流しました。そして、観光では知りえない地元の生活・文化を知ることができました。
このような「その国の文化を知ろう」と言う姿勢は赴任国のお客様から好感を得られ、ビジネスにも好影響を与えます。在メキシコ日本商工会の会合では、楽団の演奏を披露し、日墨交流の一助にもなりました。
■後輩へのメッセージ
最近では、日本の若者は海外に興味がないと聞きます。留学等で海外を経験すると「日本とは」「日本人とは」を自問自答するようになり、日本の良さを認識することができます。この「日本の良さ」の再認識は、国内・海外どちらに居住しても活かされますので、是非経験してください。
就職面では、英語に加えスペイン語能力があれば、世界の過半をカバーでき、会社としても貴重な戦力となりますので是非勉学に勤しんでください。ただし、「語学屋」ではなく、「自分で判断できる」人材を求めていますので、アルバイト・部活等で社会経験を積んでください。
なお、海外赴任をすると、その国の文化に興味がなく、日本人だけで集まり、日本食を食べ、週末はゴルフ三昧で帰任される方を多く見かけます。現地の人々はどう思うでしょうか。これは日本人との交流・日本食文化に全く興味がない外国人が日本に着任し、我々の上司になった場合、心情的に支えようと思えないのと同じことです。
いかなる国でもその国固有の文化、国民性がありますので、必ずリスペクトして接しましょう。そうすれば色々な出会いが広がりますので、その点を忘れずに!また、拓殖大学は卒業生が世界各国にいる稀有な大学です。是非、各国の学友会にコンタクトしてください。