FACULTY OF FOREIGN LANGUAGES
外国語学部NEWS

¡Viva América Latina! ラテンアメリカ留学・在住卒業生の体験談⑧

2024.12.18(水)
スペイン語学科  
スペイン語学科の卒業生で、海外で活躍されている方は大勢います。 第8回目の今回は1998年に卒業された、メキシコ在住、前川製作所で働く小倉匡貴(まさたか)さんです。
スペイン語学科の卒業生で、海外で活躍されている方は大勢います。
第8回目の今回は1998年に卒業された、メキシコ在住、前川製作所で働く小倉匡貴(まさたか)さんです。

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■スペイン語学科を選んだ理由
私の父が拓殖大学のラテンアメリカ研究会出身だったこともあり、幼少期からスペイン語に触れる機会がありました。同時に私自身がサッカーをしていたことから、大ファンであったアルゼンチン人の故ディエゴ・マラドーナ選手がスペイン語を話すことを知り、会って話してみたいと思いました。そして、折角なら父も卒業した同大学でスペイン語を学びたいと思ったのがきっかけです。ちなみに、父も私も故浦和先生にご指導いただきました。
■留学先での経験
私はメキシコ国立自治大学(UNAM)に留学しました。留学中は、私の大叔父がメキシコ在住であったこともあり、彼の家にホームステイさせてもらいながら彼の家族や彼らの友人達と親交を深めました。大学の授業や日本では知ることもできない生きたスペイン語はもちろん、色々なことを教えてもらいました。また大学の授業だけでは物足りず、大学で知り合った韓国人の友人に、会話に特化した学校を紹介してもらい、大学の授業とは違った体験もすることができました。

写真は、UNAMの語学学校CEPE入り口近くにある思い出の公衆電話

■現地での仕事、大学で学んだことがどのように役に立っているか
卒業後は前川製作所という企業に就職しました。2007年から現在までメキシコに駐在し、2019年からラテンアメリカを中心に米州大陸13カ国の拠点統括をしております。弊社は今年2024年に創業100周年を迎え、メキシコ支社においては60周年を迎えることができました。現地の方々へのリスペクト、感謝、謙虚な気持ちを忘れずに、彼らとの日々の対話を通して一緒に事業拡大に取り組んでいます。
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会社のパーティーにて(写真中央が小倉さん)
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講演する小倉さん
彼らから都度色々なことを学び、理解することで、自身の知見や経験を増やすことができます。この様な彼らから学んだグローバル思考を、いつか日本に戻った時に、自分自身の更なる成長のために使い、組織や誰かに伝えられたらと考えております。
 
■後輩へのメッセージ
他国の言語や文化を学ぶことは簡単ではないし、終わりのない長い道のりです。しかし、その過程で得られるものは計り知れません。壁にぶつかることもあるでしょうが、失敗を恐れずに挑戦し続けてください。そして、異文化に対してオープンマインドでいることの大切さを忘れないでください。どんな経験も、皆さんの未来に必ず役立つはずです。皆さんのこれからの学びが実り多いものであることを心から願っています。