外国語学部NEWS
¡Viva América Latina! ラテンアメリカ留学・在住卒業生の体験談⑦
2024.12.09(月)
スペイン語学科
スペイン語学科の卒業生で、海外で活躍されている方は大勢います。
第7回目の今回は1988年に卒業された、「株式会社カンポ・グランデ」代表取締役、大野達也さんです。
スペイン語学科の卒業生で、海外で活躍されている方は大勢います。
第7回目の今回は1988年に卒業された、「株式会社カンポ・グランデ」代表取締役、大野達也さんです。
■留学先での経験
メキシコへ行って、スペイン語をブラッシュアップしたいという思いを持って留学しました(私は学校の制度で留学したわけではありませんが)。正直言って、スペイン語のスキルはそれほど上達したとはいえませんが、人間としての殻を破れたのかな?というのが大きかったと思います。メキシコ人と親交を深めていく中で、(悪い意味ではなく)自己主張がはっきり出来る人間に変わることができ、また少々のことでは落ち込まない強いメンタルを手に入れることができました。
そして暇さえあればメキシコ国内を長距離バスに乗って旅して回り、本当に色々な経験ができました。それから忘れてはならない、私が当時から大好きだったメキシコのプロレス、ルチャリブレを週に何回も観戦に行くという夢のような生活ができたのも懐かしい思い出です。
■現在の仕事
残念ながら、社会人になるにあたっては、スペイン語を使う仕事に就けませんでしたが、もう一つの夢であった出版社で働く夢は実現することができました。そして最終的には、アニメや声優を扱う「月刊声優グランプリ」という雑誌を発行する出版社の広告営業部長というポジションを全うして、2024年の春に晴れて定年退職となりました。
現在は、今までの経験を活かし、総合広告代理店「株式会社カンポ・グランデ」を自ら起ち上げました。面白いもので、今までスペイン語とは全く縁のない社会人生活を送ってきたにもかかわらず、この春卒業旅行のつもりで行った20年ぶりのメキシコで、これもまた36年ぶりに当時のホストファミリーや大学時代の先輩後輩と会って旧交を温めることができました。実は新しく始めた仕事でも中南米関連の話がちょっとずつ進みはじめ、まさに止まっていた時計の針が動き出したかのような肌感覚の今日この頃です。
■後輩へのメッセージ
私が卒業した当時のスペイン語学科では、卒業後スペイン語を使ってビジネスをする人は本当に数えるくらいしかいない時代でした。当時のスペイン語学科の学生のスキルの問題もありましたが、スペイン語を話す人を必要としない日本の社会情勢が大きかったと思います。それに比べたら、インバウンド下の現代社会では、ずっとスペイン語を使用するチャンスが拡がっていると感じます。後輩の皆さん、めげずに頑張りましょう。
第7回目の今回は1988年に卒業された、「株式会社カンポ・グランデ」代表取締役、大野達也さんです。
■スペイン語学科を選んだ理由
私の父親がペルーの首都リマで生まれたのが影響したのかもしれません。
私の父親がペルーの首都リマで生まれたのが影響したのかもしれません。

メキシコの海と大野さん
メキシコへ行って、スペイン語をブラッシュアップしたいという思いを持って留学しました(私は学校の制度で留学したわけではありませんが)。正直言って、スペイン語のスキルはそれほど上達したとはいえませんが、人間としての殻を破れたのかな?というのが大きかったと思います。メキシコ人と親交を深めていく中で、(悪い意味ではなく)自己主張がはっきり出来る人間に変わることができ、また少々のことでは落ち込まない強いメンタルを手に入れることができました。
そして暇さえあればメキシコ国内を長距離バスに乗って旅して回り、本当に色々な経験ができました。それから忘れてはならない、私が当時から大好きだったメキシコのプロレス、ルチャリブレを週に何回も観戦に行くという夢のような生活ができたのも懐かしい思い出です。
■現在の仕事
残念ながら、社会人になるにあたっては、スペイン語を使う仕事に就けませんでしたが、もう一つの夢であった出版社で働く夢は実現することができました。そして最終的には、アニメや声優を扱う「月刊声優グランプリ」という雑誌を発行する出版社の広告営業部長というポジションを全うして、2024年の春に晴れて定年退職となりました。
現在は、今までの経験を活かし、総合広告代理店「株式会社カンポ・グランデ」を自ら起ち上げました。面白いもので、今までスペイン語とは全く縁のない社会人生活を送ってきたにもかかわらず、この春卒業旅行のつもりで行った20年ぶりのメキシコで、これもまた36年ぶりに当時のホストファミリーや大学時代の先輩後輩と会って旧交を温めることができました。実は新しく始めた仕事でも中南米関連の話がちょっとずつ進みはじめ、まさに止まっていた時計の針が動き出したかのような肌感覚の今日この頃です。
■後輩へのメッセージ
私が卒業した当時のスペイン語学科では、卒業後スペイン語を使ってビジネスをする人は本当に数えるくらいしかいない時代でした。当時のスペイン語学科の学生のスキルの問題もありましたが、スペイン語を話す人を必要としない日本の社会情勢が大きかったと思います。それに比べたら、インバウンド下の現代社会では、ずっとスペイン語を使用するチャンスが拡がっていると感じます。後輩の皆さん、めげずに頑張りましょう。