外国語学部NEWS
¡Viva América Latina! ラテンアメリカ留学・在住卒業生の体験談④
2024.11.09(土)
スペイン語学科
スペイン語学科の卒業生で、海外で活躍されている方は大勢います。
第4回目の今回は2006年に卒業された福田 勲さんです。
スペイン語学科の卒業生で、海外で活躍されている方は大勢います。
第4回目の今回は2006年に卒業された福田 勲さんです。
■留学先での経験
私は、1年生の冬に、スペインのサラマンカへ短期留学、2年生の夏にメキシコのタスコとメキシコシティへ長期留学に行きました。
サラマンカでは、入学してから1年弱学んだスペイン語でたどたどしく、なんとかコミュニケーションを取っていたことが思い出されます。基本的にスペイン語しか通じない環境を1年生の時点で体験できたことは、その後のモチベーションになったと思います。
メキシコ長期留学では、私のスペイン語能力が大きく伸びたと感じています。
現地の授業では、同じクラスに日本人がほぼいない状況でしたので、必然的にスペイン語で話さなければいけない状況ができあがり、必死でついていくしかない環境だったことが大きかったと思います。
■現在の仕事
私は今、メキシコのイラプアトという都市で、自動車部品メーカーの駐在員として働いています。就活の際に、せっかく一生懸命学んだスペイン語を活かせる仕事を探していました。メキシコでは、アメリカと比べて安い労働力で、アメリカ向けの自動車を多く生産していることを知りました。自動車関係の仕事であれば、将来スペイン語を活かせると考え、自動車部品メーカーへ就職することにしました。入学時に夢見たルチャリブレとは全く違う仕事となりましたが。
■大学で学んだことがどのように役に立っているか
現在の仕事では、メキシコのローカルメンバーとのコミュニケーション、取引先との交渉など、スペイン語を使う機会は無数にあります。会社に通訳はいるのですが、1人しかいません。プロスポーツ選手のように専属の通訳がいることは、一般の会社ではまずあり得ません。そのため、もし言葉が使えないとなると、非効率になってしまいます。業務内容的に外出の機会が度々ありますが、そのたびに通訳を連れて行くわけにもいきませんので、自分で話すことが最良の方法となります。やはり、大学で学んだスペイン語が大きく役に立っています。
■後輩へのメッセージ
スペイン語学科に入学された皆さんは、少なからず海外に興味がある人だと思います。あるいは、受かったから入学したという方もいるかもしれません。いずれにしても、スペイン語学科に入られた皆さんへ、とにかく一度スペイン語圏でもその他の場所でも、海外に行かれることをおすすめします。
日本にずっといてはわからない文化、習慣、歴史の違いを肌で感じることができますし、そこで経験したことを日本と比較すると、日本のこともより深く知ることができるようになると思います。その経験が、語学習得のモチベーションとなり、そこで好循環が生まれるはずです。
歳をとると説教くさくなっていけませんね。しかし、在学生の皆さんへはせっかくスペイン語学科という日本でそう多くはない学科に入られたので、ほかの大学生とは違う経験をしてもらいたいと思います。
第4回目の今回は2006年に卒業された福田 勲さんです。
■スペイン語学科を選んだ理由
選んだ理由はプロレスです。
私は、プロレスを観るのが好きです。特に、メキシコでルチャリブレと呼ばれる、飛び跳ねたり、マスクマンがいたりする派手なプロレスが好きでした。将来、そのルチャリブレに関わる仕事がしたいと考え、そのためには言葉を扱えないとだめだろうということから、スペイン語学科を選びました。
選んだ理由はプロレスです。
私は、プロレスを観るのが好きです。特に、メキシコでルチャリブレと呼ばれる、飛び跳ねたり、マスクマンがいたりする派手なプロレスが好きでした。将来、そのルチャリブレに関わる仕事がしたいと考え、そのためには言葉を扱えないとだめだろうということから、スペイン語学科を選びました。

留学することで単位を取得することができるプログラムとなっていたことが、拓殖大学のスペイン語学科を選んだ大きな理由です。一般に、大学在学中に留学しようとすると、大学を休学して行くことになり、在学期間延長を余儀なくされるため就職に不利だと言われていました。しかし、拓殖大学のスペイン語学科なら、そのような不利な条件がなく留学に行けるということで、私にとって大きな魅力でした。
写真はルチャリブレのリングに立つ福田さん
写真はルチャリブレのリングに立つ福田さん
私は、1年生の冬に、スペインのサラマンカへ短期留学、2年生の夏にメキシコのタスコとメキシコシティへ長期留学に行きました。
サラマンカでは、入学してから1年弱学んだスペイン語でたどたどしく、なんとかコミュニケーションを取っていたことが思い出されます。基本的にスペイン語しか通じない環境を1年生の時点で体験できたことは、その後のモチベーションになったと思います。
メキシコ長期留学では、私のスペイン語能力が大きく伸びたと感じています。
現地の授業では、同じクラスに日本人がほぼいない状況でしたので、必然的にスペイン語で話さなければいけない状況ができあがり、必死でついていくしかない環境だったことが大きかったと思います。
ホストファミリーにも恵まれ、家でもスペイン語漬けではありましたが、私にわかりやすいようにゆっくり話をしてくれたり、発表する宿題の練習相手になってくれたりと、非常に協力的でした。そのホストファミリーとは今でも交流があります。卒業後も何度かメキシコを訪れる機会があり、その度に訪問しました。そして、息子さんが日本へ新婚旅行で来たときは一緒に浅草観光をしました。メキシコのもう一つの家族だと思っています。そんな家族を得られたことがメキシコ留学の最大の収穫だと思います。
写真はメキシコ国立人類学博物館内の巨大石像前での福田さん
写真はメキシコ国立人類学博物館内の巨大石像前での福田さん

私は今、メキシコのイラプアトという都市で、自動車部品メーカーの駐在員として働いています。就活の際に、せっかく一生懸命学んだスペイン語を活かせる仕事を探していました。メキシコでは、アメリカと比べて安い労働力で、アメリカ向けの自動車を多く生産していることを知りました。自動車関係の仕事であれば、将来スペイン語を活かせると考え、自動車部品メーカーへ就職することにしました。入学時に夢見たルチャリブレとは全く違う仕事となりましたが。
■大学で学んだことがどのように役に立っているか
現在の仕事では、メキシコのローカルメンバーとのコミュニケーション、取引先との交渉など、スペイン語を使う機会は無数にあります。会社に通訳はいるのですが、1人しかいません。プロスポーツ選手のように専属の通訳がいることは、一般の会社ではまずあり得ません。そのため、もし言葉が使えないとなると、非効率になってしまいます。業務内容的に外出の機会が度々ありますが、そのたびに通訳を連れて行くわけにもいきませんので、自分で話すことが最良の方法となります。やはり、大学で学んだスペイン語が大きく役に立っています。
■後輩へのメッセージ
スペイン語学科に入学された皆さんは、少なからず海外に興味がある人だと思います。あるいは、受かったから入学したという方もいるかもしれません。いずれにしても、スペイン語学科に入られた皆さんへ、とにかく一度スペイン語圏でもその他の場所でも、海外に行かれることをおすすめします。
日本にずっといてはわからない文化、習慣、歴史の違いを肌で感じることができますし、そこで経験したことを日本と比較すると、日本のこともより深く知ることができるようになると思います。その経験が、語学習得のモチベーションとなり、そこで好循環が生まれるはずです。
歳をとると説教くさくなっていけませんね。しかし、在学生の皆さんへはせっかくスペイン語学科という日本でそう多くはない学科に入られたので、ほかの大学生とは違う経験をしてもらいたいと思います。