外国語学部NEWS
【郷澤ゼミ】今年も「死者の日」の祭壇を作りました
2024.10.30(水)
スペイン語学科
10月24日(木)に、スペイン語学科郷澤ゼミナール(通称メソゼミ)に所属する3年生と4年生が参加し、メキシコ伝統行事「死者の日(スペイン語で “Día de Muertos” ディ
10月24日(木)に、スペイン語学科郷澤ゼミナール(通称メソゼミ)に所属する3年生と4年生が参加し、メキシコ伝統行事「死者の日(スペイン語で “Día de Muertos” ディア・デ・ムエルトス)」の祭壇を作りました。
学生たちは試行錯誤しながら、机に段ボール箱を乗せ、布をかぶせ、ドクロを並べていきます。
十字架、マリア像、オレンジの花(マリーゴールドの代わり)、ミニドクロ、ドクロのチョコレートなどは学生たちに手作りしてもらいました。それぞれの才能が発揮されたディテールをご覧ください。
ゼミ生だけでなく他のクラスの学生や、メキシコ人のスペイン語教員フランシスコ・パルティダ先生、同じくメキシコ人で本学大学院生のパウリーナさんも参加。ゼミの枠を超え、みんなで飾りつけを楽しんでいました。完成した祭壇はメキシコ人たちも感心するほどの出来栄え。
記念撮影後は、私の妻特製のできたて「死者のパン(pan de muerto)」と本場のホットチョコレート、上質のコーヒーを飲食しながら歓談しました。
その後、スペイン語学科長縄ゼミの学生や中国語学科の学生たちも見学に訪れ、大入り大盛況となりました。
祭壇づくり終了翌日以降も、スペイン語学科はもちろん、英米語、中国語、国際日本語などさまざまな学科の先生方とその生徒、そしてメキシコ人で工学部教授のハイメ・アルバレス先生も訪れ、投票していただきました。「死者のパン」を食べたハイメ先生は、懐かしさのあまり涙を流されたそうです。
投票締め切りは11月7日、果たしてどちらが優勝するのでしょうか。結果は後日掲載します。
「死者」の言葉がもつ語感と、ガイコツがたくさん飾られることから、怖い、気味が悪い、というネガティブなイメージをもつ日本人もまだいるそうです。ですが、むしろ逆です。死をポジティブにとらえ、亡くなった家族や先祖の魂をにぎやかに笑顔で迎えようという、死者を敬う心と愛情に満ちあふれた日なのです。映画『リメンバー・ミー(原題:Coco)』をご覧になった方ならおわかりでしょう。11月1日と2日に魂たちが死者の国から長い旅路の果てにたどり着く祭壇。この祭壇を家族でワイワイ飾りつけるひとときも、亡くなった方々との楽しい思い出にひたる有意義な時間です。
今回はゼミ生が2グループに分かれ、それぞれが祭壇を制作し、「祭壇コンテスト」を開催。見学に訪れた人たちの投票で勝者を決定します。
(右)ゼミ生が作成した祭壇コンテストのチラシ
今回はゼミ生が2グループに分かれ、それぞれが祭壇を制作し、「祭壇コンテスト」を開催。見学に訪れた人たちの投票で勝者を決定します。
(右)ゼミ生が作成した祭壇コンテストのチラシ


ゼミ生作のマリア像とミニドクロ
(真ん中のドクロは既製品)
ゼミ生作の十字架とマリア像
チョコ(ゼミ生作)と死者のパン(左上のパンは小銭入れ)
お供え物(赤や黒のトウモロコシもある)
Aグループの祭壇
Bグループの祭壇
その後、スペイン語学科長縄ゼミの学生や中国語学科の学生たちも見学に訪れ、大入り大盛況となりました。
祭壇づくり終了翌日以降も、スペイン語学科はもちろん、英米語、中国語、国際日本語などさまざまな学科の先生方とその生徒、そしてメキシコ人で工学部教授のハイメ・アルバレス先生も訪れ、投票していただきました。「死者のパン」を食べたハイメ先生は、懐かしさのあまり涙を流されたそうです。
みんなで食べた死者のパン
(担当教員:郷澤圭介)