FACULTY OF FOREIGN LANGUAGES
外国語学部NEWS

【郷澤ゼミ】変わり種タコスを作りました

2024.07.29(月)
スペイン語学科  
7月17日(水)に、スペイン語学科郷澤ゼミナール(通称メソゼミ)に所属する3年生と4年生が参加し、タコスを調理しました。7月3日(水)のピニャータ割りに続く本ゼミ第4弾のイベントで
7月17日(水)に、スペイン語学科郷澤ゼミナール(通称メソゼミ)に所属する3年生と4年生が参加し、タコスを調理しました。7月3日(水)のピニャータ割りに続く本ゼミ第4弾のイベントです
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日本でもようやくタコスはメジャーな食べ物となりましたが、まだまだアメリカナイズドされたタコスのイメージが強いようです。ひき肉(タコミート)、レタス、トマト、チーズをタコシェルで挟んだタコスは「アメリカ料理」であって、メキシコでは食べられません。
そもそもタコスとは、トウモロコシ粉を練った生地を薄く伸ばしたトルティージャ(tortilla、発音は「トルティーヤ」ではありません)に具材を挟んだもののことをいいます。家庭ではトルティージャがご飯(日本でいうお米)の代わりで、肉などの具材を載せて、巻いて食べます。手巻き寿司の感覚に近いです。つまり、好きな具材を何でも巻いたり挟んだりして食べればいいのです。
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そのため本場メキシコのタコスは肉をメインに何十種類とあります。レストランや屋台では、お皿に3~4枚の小ぶりのトルティージャが敷かれ、その上に具材が載せられ提供されます。あとはお好みで刻みタマネギ、パクチー、サルサ(トウガラシソース)、レモン汁(丸くて小さい緑色のレモン)をかければ完成です。
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本場のタコスを再現するには手間も時間もかかるため、今回の調理実習では「メキシコに逆輸入できるような簡単で画期的なタコスレシピ」をゼミ生に考案してもらいました。折角ですので、トルティージャもゼミ生に手作りしてもらいました。コーンミールから生地を準備し、トルティージャプレスで延ばした生地をコマル(トルティージャ加熱用調理器具)でトーストして出来上がりです。
(写真左)
さて、我々の新作タコスは:
1. トマチーレタス牛丼
2. タルタル照り焼きチキン
3. アボマグ
4. チョコバナナ・オレオアイス
以上の4作品です。
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いずれも日本人と台湾人ならではの発想で、メキシコ人にしてみれば「キワモノ」。かなり抵抗されそうです。しかし、実食してみると意外にどれも美味しかったです。市販の小麦粉トルティージャで巻いて食べれば、それはもう「変わり種クレープ」です。
近いうちにメキシコの路上で販売し、メキシコ人の舌に合うかどうか実験してみたいと思います。
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当日はメキシコ人の私の妻も参加し、チキン入りトルティージャに辛いチョコレートソースの「モレ」を絡めた「エンチラーダ・デ・モレ・コン・ポジョ(enchilada de mole con pollo)」と、猛暑日におすすめハイビスカスジュースを振舞いました。いずれもメキシコ人の大好物です。
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 この記事をご覧になった皆さん、ぜひこのレシピを試して、感想を聞かせてください。
(担当教員:郷澤圭介)