FACULTY OF FOREIGN LANGUAGES
外国語学部NEWS

桐蔭学園高等学校2年生が研究室を訪問しました

2024.07.26(金)
NEWS  
桐蔭学園では、高校2年生を対象に「研究室シャドウイング」という、大学の研究室を訪問し「大学での学び」を実際に体験する企画が行われています。外国語学部では、毎年訪問を受け入れており、
桐蔭学園では、高校2年生を対象に「研究室シャドウイング」という、大学の研究室を訪問し「大学での学び」を実際に体験する企画が行われています。外国語学部では、毎年訪問を受け入れており、今回は英米語学科の研究室に5名、中国語学科の研究室に4名、スペイン語学科の研究室に3名の高校生が訪問しました。以下、教員による実施報告です。

今年は史上最多?の5人の生徒さんが参加してくれました。洋楽と歴史の関係から始めると、なかなかな食いつき! よくお話しするし、知識も豊富な生徒さんたちで、感心しました。後半は、アメリカの人気ドラマGLEEの一話を見て、アメリカ現代社会の諸相と洋楽の名曲(今回は1981年の大ヒット、JourneyのDon't stop believingでした)の素晴らしさについて学びました。気に入ってもらえたようで何よりです。日米の高校生活の差異も印象に残ったようです。もっといろんな話がしたかったと思わせる、インテリジェントな生徒さんたちでした。来年ももちろんWelcomeです。
英米語学科教授 塩崎智

今年度初めて研究室シャドウイングに参加させていただき、4人の桐蔭学園生をお迎えしました。
うち3人はアプリ等で中国語を独習した経験があり、既にHSK受験を申し込んでいたり、簡単な会話ができたり、その熱意に感動しました。そんな意欲的なみなさんに「中国語」とは何かをお話しした上で、一緒に中国語の発音の基礎、数字の言い方などを練習しました。受講生同士で自分の名前を中国語で発音し挨拶したり、誕生日を聞き合う会話練習は大いに盛り上がりました。
また、世界の広い地域で話されている中国語という冒頭の話に繋げて、中国語圏文学の豊かさについても紹介しました。みなさん大学では言語系の専攻に進みたいとのことで、少しでも進路選択の参考となる体験になっていたらと願っています。来年もお待ちしています!
 
中国語学科准教授 阿部沙織

今回は3名の生徒が研究室に来てくれました。
外国語に興味のあるみなさんに対して、外国語学部が魅力あふれる場所であることを紹介し、スペイン語が世界で、またインターネット上でどれくらいの規模で使われている言語であるかを説明しました。
その後、マンガ『SPY×FAMILY』の日本語版(原文)、英語版、スペイン語版、そしてフランス語版を用いて、原文で表現されていることが、翻訳してしまうことによってどうしても表現できないことがあることをひとつのシーンを例にとって説明し、翻訳の難しさを伝えてみました。
機械翻訳の精度が日に日にあがっていくなかでも、外国語を、母語を介さずに理解することのおもしろさや大切さをお伝えしたつもりです。今回の研究室シャドウイングが、みなさんのこれからの進路を考えるうえで何かの役に立てればとてもうれしく思います。来年も楽しみにしています。
スペイン語学科准教授 長縄祐弥

 
それぞれの「学び」の体験後は、学食でランチを共にし、恩賜記念館を見学しました。
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恩師記念館前にて

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