FACULTY OF FOREIGN LANGUAGES
外国語学部NEWS

第2回「外国語学部読書会」が開かれました

2024.07.19(金)
NEWS  
村上春樹「レキシントンの幽霊」を読みました
八王子のハルキスト、集結せよ!
 
6月27日(木)17時40分から19時まで、八王子国際キャンパス八王子図書館アクティブラーニングスペースで、第2回「外国語学部読書会(企画:外国語学部・阿部沙織)」が開かれました。
ご自身も大のハルキストである国際日本語学科の佐野正俊教授をコメンテーターに迎え、村上春樹の短編小説「レキシントンの幽霊」について、「愛」をキーワードに熱く語っていただきました。参加者は学生24名、教員(登壇者含め)4名と第1回より大幅に増加し、読書会の輪が広がっていることが実感されます。
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国際日本語学科 佐野正俊教授
村上春樹の紹介、「レキシントンの幽霊」あらすじの説明の後に、佐野先生から以下の3つの質問が出されました。
①あなたは、この作品に登場する幽霊の正体は何だと思いますか?
②あなたは、この作品には愛の形がいくつ書かれていると読みますか?
③あなたは、この作品からどのようなメッセージを受け取りますか?
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学生たちは周りの学生との意見交換を経て、佐野先生の質問について、前に置かれたホワイトボードに自由に自分たちの考えを書き込みました。
佐野先生にも想定外の「答え」があったようで、学生たちの柔軟な想像力に驚く一幕もありました。
最後に佐野先生から「言葉とは違うかたちをとる」わたしたちの思いについて、西行-芭蕉-村上春樹という日本文学史上のつながりなどについて解説があり、参加者からは「心に刺さった」という感想も聞かれました。
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テスペインでいただいた村上春樹氏のサイン
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八王子図書館の中には「村上春樹コーナー」が特設されています
【参加学生の感想(一部抜粋)】
・考察がとても楽しかった。様々な意見を聞くのは自分の視野を広げるためにもとても重要
・初めて村上春樹の作品に触れることができました。楽しかったです
・考えれば考えるほど話が深まって興味深かった
・学生たちが質問に向き合い、また解説に真剣に聞き入る姿が印象的でした(参加教員感想)
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次回は7月22日(月)に韓国の小説を読む予定です!
皆様の参加をおまちしています!