FACULTY OF FOREIGN LANGUAGES
外国語学部NEWS

千鳥ヶ淵戦没者墓苑拝礼式に参列しました

2024.07.08(月)
国際日本語学科  
国際日本語学科3年の下田百花さんが千鳥ヶ淵戦没者墓苑拝礼式に招待され、参列しました。下田さんに、
国際日本語学科3年の下田百花さんが千鳥ヶ淵戦没者墓苑拝礼式に招待され、参列しました。下田さんに、その経緯とこれからの抱負を教えてもらいました。
下田百花(国際日本語学科3年/神奈川県立横浜瀬谷高等学校出身)
私は日本の歴史に興味を持ち、現在、戦後活動サークルのリーダーを務めています。そのような関心から、昨年の7月後半から8月中旬にかけてJYMA 日本青年遺骨収集団が支援する硫黄島での遺骨収集活動に参加しました。そして、自衛隊の方々とともに収集作業を行い、17柱のご遺骨をお迎えすることができました。
その活動がきっかけで、令和6年5月27日、千鳥ヶ淵戦没者墓苑で行われた拝礼式に招待されました。厚生労働大臣から招待の手紙を受け取ったときには、私が行っている活動と、前回の硫黄島派遣での活動が国から認められ、推奨されているような気がして、とても嬉しかったです。
拝礼式には、秋篠宮ご夫妻をはじめ、内閣総理大臣、各省の大臣一同、関係国の駐日大使の方々など、今の日本で重要な役職に就く多くの方々が参列しました。少し緊張しましたが、良い経験になりました。
今年はテニアン島での遺骨収集作業に参加する予定です。このような作業に参加できる喜びと、戦没者の方々への敬意を込めるとともに、一刻も早くこの遺骨収集作業が終結することを祈っています。 

下田さんのお話では、遺骨収集作業では、不発弾や薬品などが掘り出されることもあるため、自衛隊の方々の指示をよく聞いて、細心の注意を払って活動にあたっているそうです。今回の拝礼式への招待は、下田さんのこれまでの活動成果と、彼女の想いや行動力が評価されたと感じられ、私も嬉しく思いました。今年の活動も実り多いものになるよう祈っています。
(ゼミナール担当教員:中村かおり)
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参列した学生メンバー。下田さんは右端