FACULTY OF FOREIGN LANGUAGES
外国語学部NEWS

スペイン語学科主催マリアッチコンサートが大盛況のうちに終了しました

2024.05.24(金)
スペイン語学科  
5月18日(土)に、拓殖大学・外国語学部スペイン語学科主催、駐日メキシコ大使館協力『ドラマチック マリ
5月18日(土)に、拓殖大学・外国語学部スペイン語学科主催、駐日メキシコ大使館協力『ドラマチック マリアッチ コンサート』が、拓殖大学文京キャンパス「後藤新平・新渡戸稲造 記念講堂」で開催されました。
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マリアッチコンサートの当日プログラム
UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)の学生楽団『マリアッチ・デ・ウクラトラン Mariachi de Uclatlán』とプロ楽団『マリアッチ・ロス・カンペロス Mariachi Los Camperos』がタッグを組み、メキシコの伝統音楽、世界無形文化遺産マリアッチの日本普及を目的としたジャパン・ツアーを企画。そのツアーの一環として拓殖大学での開催が決定しました。
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マリアッチ・デ・ウクラトラン
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マリアッチ・ロス・カンペロス
コンサート当日の様子(動画)

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プロ音楽家育成で名高いUCLAハーブ・アルパート音楽学校所属の『ウクラトラン』は、1961年に結成された、世界で最も古い学生楽団です。一方、同じ年に伝説的リーダー、ナティ・カノ(Nati Cano)氏により創設された『ロス・カンペロス』は、グラミー賞を2度獲得、世界トップレベルの実力を誇ります。両楽団を指揮するのがヘスス “チューイ”グスマン(Jesús “Chuy” Guzmán)氏です。エンターテイメントとしてのマリアッチのアメリカ、そして世界への普及に人生のすべてを捧げてきた男が作り上げてきた「珠玉の逸品」が、会場に歓喜の渦を巻き起こしました。

晴天にも恵まれ、定員400名を大幅に超える観客動員数を記録、立ち見も出るほどの大盛況。本学スペイン語学科の学生はもちろん、マリアッチやメキシコ好きな近所の方々、遠方から来られた家族連れ、他大学の学生、メキシコ人、スペイン人、グアテマラ人などのスペイン語ネイティブ、音楽関係の方々など多彩な観客が本場の演奏に酔いしれました。
曲の合間の楽団員たちと観客とのふれあいコーナーでは、陽気な雄叫び「グリートgrito」に沸き、客席からは多くの質問が寄せられ、笑いが起こり、楽しい雰囲気に包まれました。昨年メキシコ国立自治大学に留学した司会アシスタントの学生2人も、スペイン語で果敢に質問しました。
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他にも、『ソモス・ノビオスSomos Novios』ではロス・カンペロスのバイオリン奏者たちが客席に降りて目の前でロマンチックな音色を聴かせてくれ、CMなどでおなじみの『ラ・バンバLa Bamba』では、ハープ(スペイン語でアルパ)のソロから始まり、賑やかな演奏に合わせて伝統舞踊を披露。『ラ・マラゲーニャ La Malagueña』ではファルセットのロングトーンに拍手喝采。そして最後には『さくらさくら』のマリアッチ・バージョンを2楽団のジョイントセッションで披露したりと、盛りだくさんの内容でした。アンコール曲『ベラクルス州に捧げるメドレー』は鳥肌が立つほどの迫力で、鳴り止まない拍手が観客の満足度の高さを物語っていました。

ある学生は、同世代の『ウクラトラン』メンバーたちがステージで堂々と演奏する姿に感銘を受け、自己を見つめ直すきっかけになったと語っていました。
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スペイン、メキシコと深い繋がりを持つ本学科は、今回のコンサートのようなさまざまなイベントやメキシコ文化体験型ゼミなどのゼミナールを通して、学生たちに国際的な感覚を育む機会を提供しています。そのように磨かれた国際感覚、コミュニケーション能力を買われ、ホテル、旅行、航空業界はじめ、多くの企業から求められる人材を輩出しています。今後とも、拓殖大学スペイン語学科にご注目ください。

最後に、このような機会をくださった神田外語大学名誉教授・理事、柳沼孝一郎先生、そしてUCLAスティーブン・ロサ(Steven Loza)教授、関係者の皆様に本学一同、心より御礼申し上げます
当日の模様がUCLAのホームページに掲載されました。
(担当教員・司会:郷澤圭介)
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岡戸理事長(拓殖大学)とウクラトラン・メンバー
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左からセルヒオ アロンソ氏(アルパ)、ヘスス “チューイ”グスマン氏(バイオリン)、岡戸理事長、アントニオ グスマン氏(バイオリン)