外国語学部NEWS
【連載】Hello English~教員対談企画⑥~
2024.02.28(水)
英米語学科
外国語学部で、リサーチ(研究)に目覚めた学生たちアカデミック・チャレンジャー:大学院進学者インタビュー德永 光輝(英米語学科4年/千葉県・千葉敬愛高等学校出身)イギリスの名門ランカ
外国語学部で、リサーチ(研究)に目覚めた学生たち
アカデミック・チャレンジャー:大学院進学者インタビュー
德永 光輝(英米語学科4年/千葉県・千葉敬愛高等学校出身)
イギリスの名門ランカスター大学大学院へ進学予定
中国では、もはや大学卒業では就職できず、大学院修士課程(2年間)修了の資格が必要なようです。日本では、工学部は別として、文系では就職のために大学院進学が必要という状況はありません。しかし、大学で学んでいるうちに、「勉強」が面白くなり、「何かをとことん調べつくしたくなった」という意識が目覚め、就職は後回しにして大学院進学を希望する学生が、外国語学部には一定数います。2023年度の4年生では、英米語学科に1人、国際日本語学科に3人の大学院進学が決まっています。彼らの、拓大外国語学部ならではの「変心?変身?」体験を、所属学科の教員に語ってもらいました。
アカデミック・チャレンジャー:大学院進学者インタビュー
德永 光輝(英米語学科4年/千葉県・千葉敬愛高等学校出身)
イギリスの名門ランカスター大学大学院へ進学予定
中国では、もはや大学卒業では就職できず、大学院修士課程(2年間)修了の資格が必要なようです。日本では、工学部は別として、文系では就職のために大学院進学が必要という状況はありません。しかし、大学で学んでいるうちに、「勉強」が面白くなり、「何かをとことん調べつくしたくなった」という意識が目覚め、就職は後回しにして大学院進学を希望する学生が、外国語学部には一定数います。2023年度の4年生では、英米語学科に1人、国際日本語学科に3人の大学院進学が決まっています。彼らの、拓大外国語学部ならではの「変心?変身?」体験を、所属学科の教員に語ってもらいました。

河原:ランカスターといえば、イギリス国内ではトップ10以内にランクされている名門大学の大学院ですが、なぜ進学を決意したのですか?
徳永:コロナがなければ元々語学留学でイギリスに行く予定でした。しかしコロナでひとりの時間が2年間たっぷりあったので、1日4時間、洋画を聞いてシャドーイングをしたり、単語帳をいろいろやって語彙力を増やしたりしているうちに、英語力が上がっちゃったんです。それでアメリカだと大学院は2年かかるので、1年で修了できるイギリスを選びました。IELTSという英語試験で7.5を取れたので、上位の大学院を選びました。社会言語学を選んだのは、山田先生にゼミで習ったからです。
徳永:コロナがなければ元々語学留学でイギリスに行く予定でした。しかしコロナでひとりの時間が2年間たっぷりあったので、1日4時間、洋画を聞いてシャドーイングをしたり、単語帳をいろいろやって語彙力を増やしたりしているうちに、英語力が上がっちゃったんです。それでアメリカだと大学院は2年かかるので、1年で修了できるイギリスを選びました。IELTSという英語試験で7.5を取れたので、上位の大学院を選びました。社会言語学を選んだのは、山田先生にゼミで習ったからです。
徳永:自分はひとりのほうが、集中力が上がるので、ちょうど良かったんです。Zoomでの遠隔授業もかえって良かった。3年の時の河原先生のReading Skillsの授業は、本格的な学術論文や時事問題のニュース記事を読んで受講生のみんなでディスカッションできて楽しかったです。あとは、3年次の春休みからIELTSの勉強を始めました。
河原:そういえば、どうして拓大の英米語学科に?
徳永:当時の自分のレベルに合っていたこともあるのですが、高尾は都心より自然が豊かなキャンパスで、自分ひとりで自立した生活ができるからでした。とても良かったです。
河原:拓殖大学の英米語学科の授業内容はどうでしたか?
徳永:専門性の高い授業もあり、充実していました。言語学、通訳、異文化コミュニケーション論など、幅広く学べて良かったです。ただ英語だけできるようになる勉強ではなく、国際性を磨き、将来に役立つ内容でした。
河原:なぜ言語学をもっと勉強しようと思ったのですか?
徳永:山田ゼミに入る前から言語の使い方が国や文化によって違うことに興味がありました。ゼミの卒業論文で「ほめ言葉の返答」について研究しました。文化によって表現が異なる点を、イギリスでもっと探究してみたいです。
河原:将来はどんなイメージですか?
徳永:今はとにかくランカスターに留学したいという思いだけですが、言語研究を深めて、国際的なコミュニケーションの仲介に従事したいです。まだ漠然としていますが、できれば博士号の取得も考えたいです。
河原:最後に、高校生や受験生に向けてお願いします。
徳永:大学に本気で勉強しに来ている人は正直、多くないのかもしれません。しかし、勉強すれば必ず将来が開けてくると思います。日本では英語が話せるというのは、付加価値が高いことだと思うので、勉強して自分の付加価値を高めて、世界に進出していくと、自分の将来の可能性が開けて良くなると思います。
(取材・編集:河原清志)