外国語学部NEWS
【長期研修レポート】メキシコ留学ってどんな感じ?
2024.01.29(月)
スペイン語学科
メキシコ国立自治大学長期研修
山本 嘉恋(スペイン語学科3年/東京都・日本工業大学駒場高等学校出身)
私はメ
メキシコ国立自治大学長期研修
山本 嘉恋(スペイン語学科3年/東京都・日本工業大学駒場高等学校出身)
私はメキシコに4カ月間留学をしていました。
最初の2カ月間はタスコ、残りの2カ月間はメキシコシティに居ました。
メキシコでとても有名な、メキシコ国立自治大学(UNAM)のCEPEという留学生用の校舎で勉強していました。CEPEはタスコとシティにそれぞれ校舎があります。最初にタスコのCEPEでレベル分けのテストを受けます。レベルは1から8まであり、自分のレベルにあったスペイン語の授業を受けられます。
タスコの授業では留学生が少なく、日本人生徒2人に先生1人でした。シティでは学生の数が増え、生徒10人に先生が1人でした。シティでは日本人のほかにドイツ、トルコ、韓国人と授業を受けました。
授業は教科書に沿って進められます。日本の授業と違い、わからない単語、文法などがあったらその時に自分から積極的に質問します。日本では「わからない=恥ずかしい」と思われがちですが、CEPEでは分からないのは当然という考え方なのでその場ですぐに質問します。
また、発言も同様です。手をあげて発言するというより、先生が何か質問をしたら生徒が自分の考えをそれぞれ発言します。生徒同士で意見が違うと、生徒同士で話し合ったりもします。もちろん、間違えることもあります。しかし、間違えても先生がなぜそう思ったのか、なぜそれが違うのかわかるまで丁寧に教えてくださいます。間違いを恐れずに自分の考えに自信を持って発言します。
タスコの時は日本人2人だったのであまり感じませんでしたが、シティでは異国の人と同じ空間で授業を受けたので、自分がとても日本人的であることがわかりました。例えば、発言量が少なく、黙って先生の話を聞いているところなどです。私はCEPEで授業を受けたことで自主的に行動する大切さも学びました。
放課後はメキシコ人の友達と昼食を食べたり、彼らの家に行きゲームなどをして交流していました。
休日は計画を立て、旅行に行きました。拙いスペイン語で旅行をするのはとても大変でした。タクシーに乗る前は、あらかじめ目的地までいくらかかるのかを運転手に聞かないと、過剰請求されることがあります。旅行先でお土産を買うときも同様です。外国人だと、現地の人よりも値段を高く見積もられる可能性があるので値下げ交渉は必須です。日本ではそのようなことはあまりないので、私も最初は無駄にお金を払うことが多々ありました。しかし苦い経験を経て、対策を考えることで徐々に買い物も楽しくなります。その際のコミュニケーションでもスペイン語が上達すると思います。
では、メキシコで私が日本と大きく違うと思った点を3つ紹介します。
1つ目はバス/トイレです。メキシコの公共のトイレは有料です(日本円で50円くらい)。マクドナルドなど店の中のトイレは無料ですが、駅やバス停のトイレは有料になります。そして、トイレットペーパーは流せないことが多いので、便座の横に置いてあるゴミ箱に捨てます。お風呂は基本的にシャワーです。ホテルでもシャワーだけがついていることがほとんどです。家のシャワーは時々お湯が出ないことがあります。シティのホームステイ先では、その日の天気によってお湯が出ないことがあると言われました。そのため、さっきまでお湯が出ていたのにだんだん冷水になったということが何度かありました。バス・トイレ問題は日本と大きく違うので初めはストレスを感じる方もいるかもしれません。
2つ目はチップです。日本ではサービス料は商品に含まれているのでわざわざ渡す必要がありません。しかしメキシコでは、食事後やホテルで荷物を運んでくれたらチップを渡します。その際、いくら渡せばいいかわからないという問題がありました。食事では合計金額の10%〜15%、荷物を運んでくれた、写真を撮ってくれたなどの親切な行為には自分の払いたい額を払います。慣れるまではチップを払い忘れてしまうこともありました。
3つ目は治安です。メキシコと聞くと治安が悪いと思う人が沢山いると思います。確かに日本に比べたら治安は良くありません。日本のようにカバンを置いたまま席を離れることはできません。自分の身は自分で守り、身の回りのものは自分でしっかり管理します。友達同士で確認し合うことも大事です。ポケットにスマホや財布を入れたまま電車に乗ると、「危ないよ」と注意してくれる人もいます。私は怖い目に遭うことはありませんでしたが、常に周りを注意することはとても大切です。
この留学では貴重な経験をしました。楽しことばかりだけでなく、日本が恋しくなることもありました。しかし、それらを自分の力で乗り越えることで、自分の成長に大きくつながると思います。また、スペイン語も上達しました。短い期間でもヒアリング力は結構ついたと思います。これからはさらにスペイン語を上達させ、外国語を必要とする企業に就職したいと考えています。今の時代は、様々な国との交流が盛んなので、多言語を話せるというスキルはとても重宝されます。留学経験はとても貴重で自分自身の為になるものだと思います。留学を考えている方はぜひ検討してみてください。
山本 嘉恋(スペイン語学科3年/東京都・日本工業大学駒場高等学校出身)
私はメキシコに4カ月間留学をしていました。
最初の2カ月間はタスコ、残りの2カ月間はメキシコシティに居ました。
メキシコでとても有名な、メキシコ国立自治大学(UNAM)のCEPEという留学生用の校舎で勉強していました。CEPEはタスコとシティにそれぞれ校舎があります。最初にタスコのCEPEでレベル分けのテストを受けます。レベルは1から8まであり、自分のレベルにあったスペイン語の授業を受けられます。
タスコの授業では留学生が少なく、日本人生徒2人に先生1人でした。シティでは学生の数が増え、生徒10人に先生が1人でした。シティでは日本人のほかにドイツ、トルコ、韓国人と授業を受けました。
授業は教科書に沿って進められます。日本の授業と違い、わからない単語、文法などがあったらその時に自分から積極的に質問します。日本では「わからない=恥ずかしい」と思われがちですが、CEPEでは分からないのは当然という考え方なのでその場ですぐに質問します。
また、発言も同様です。手をあげて発言するというより、先生が何か質問をしたら生徒が自分の考えをそれぞれ発言します。生徒同士で意見が違うと、生徒同士で話し合ったりもします。もちろん、間違えることもあります。しかし、間違えても先生がなぜそう思ったのか、なぜそれが違うのかわかるまで丁寧に教えてくださいます。間違いを恐れずに自分の考えに自信を持って発言します。
タスコの時は日本人2人だったのであまり感じませんでしたが、シティでは異国の人と同じ空間で授業を受けたので、自分がとても日本人的であることがわかりました。例えば、発言量が少なく、黙って先生の話を聞いているところなどです。私はCEPEで授業を受けたことで自主的に行動する大切さも学びました。
放課後はメキシコ人の友達と昼食を食べたり、彼らの家に行きゲームなどをして交流していました。
休日は計画を立て、旅行に行きました。拙いスペイン語で旅行をするのはとても大変でした。タクシーに乗る前は、あらかじめ目的地までいくらかかるのかを運転手に聞かないと、過剰請求されることがあります。旅行先でお土産を買うときも同様です。外国人だと、現地の人よりも値段を高く見積もられる可能性があるので値下げ交渉は必須です。日本ではそのようなことはあまりないので、私も最初は無駄にお金を払うことが多々ありました。しかし苦い経験を経て、対策を考えることで徐々に買い物も楽しくなります。その際のコミュニケーションでもスペイン語が上達すると思います。
では、メキシコで私が日本と大きく違うと思った点を3つ紹介します。
1つ目はバス/トイレです。メキシコの公共のトイレは有料です(日本円で50円くらい)。マクドナルドなど店の中のトイレは無料ですが、駅やバス停のトイレは有料になります。そして、トイレットペーパーは流せないことが多いので、便座の横に置いてあるゴミ箱に捨てます。お風呂は基本的にシャワーです。ホテルでもシャワーだけがついていることがほとんどです。家のシャワーは時々お湯が出ないことがあります。シティのホームステイ先では、その日の天気によってお湯が出ないことがあると言われました。そのため、さっきまでお湯が出ていたのにだんだん冷水になったということが何度かありました。バス・トイレ問題は日本と大きく違うので初めはストレスを感じる方もいるかもしれません。
2つ目はチップです。日本ではサービス料は商品に含まれているのでわざわざ渡す必要がありません。しかしメキシコでは、食事後やホテルで荷物を運んでくれたらチップを渡します。その際、いくら渡せばいいかわからないという問題がありました。食事では合計金額の10%〜15%、荷物を運んでくれた、写真を撮ってくれたなどの親切な行為には自分の払いたい額を払います。慣れるまではチップを払い忘れてしまうこともありました。
3つ目は治安です。メキシコと聞くと治安が悪いと思う人が沢山いると思います。確かに日本に比べたら治安は良くありません。日本のようにカバンを置いたまま席を離れることはできません。自分の身は自分で守り、身の回りのものは自分でしっかり管理します。友達同士で確認し合うことも大事です。ポケットにスマホや財布を入れたまま電車に乗ると、「危ないよ」と注意してくれる人もいます。私は怖い目に遭うことはありませんでしたが、常に周りを注意することはとても大切です。
この留学では貴重な経験をしました。楽しことばかりだけでなく、日本が恋しくなることもありました。しかし、それらを自分の力で乗り越えることで、自分の成長に大きくつながると思います。また、スペイン語も上達しました。短い期間でもヒアリング力は結構ついたと思います。これからはさらにスペイン語を上達させ、外国語を必要とする企業に就職したいと考えています。今の時代は、様々な国との交流が盛んなので、多言語を話せるというスキルはとても重宝されます。留学経験はとても貴重で自分自身の為になるものだと思います。留学を考えている方はぜひ検討してみてください。
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