FACULTY OF FOREIGN LANGUAGES
外国語学部NEWS

【教員海外出張レポート⑥】シドニーの学会で研究発表をしました

2023.10.10(火)
国際日本語学科  
国際日本語学科 中村かおり教授、豪州日本研究
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国際日本語学科 中村かおり教授、豪州日本研究学会研究大会でアカデミック・ライティングについて発表しました
 9月初旬にオーストラリアのシドニーで開かれた豪州日本研究学会研究大会で、研究発表をしてきました。今回の発表は、「アカデミック・ライティング初学者に向けた引用指導の課題」についてでした。アカデミック・ライティングは私が長く取り組んでいる研究テーマで、他大学の研究者2名との共同発表でした。引用指導の難しさについては広く共感を得られ、意見交換の時間には、他大学の方々のオーストラリアと日本での実践についても知ることができました。
 ところで、シドニーには実に多くの種類の鳥がいました。街中ではカモメやトキ(!)が堂々と歩き回り、公園にはコカトゥーという大型のオウムが集まっています。そのほか、名前はわかりませんが、オセアニアの固有種と思われる鳥がたくさんいます。以前、鳥類の研究をしている方から、ある場所に生息する鳥類の種類や個体数の多さは、自然環境の豊かさや変化を測る指標の一つになると聞いたことがあります。鳥にとって住みやすい場所は、人にとっても住みやすいのだそうです。そのような視点で見てみると、シドニーはとても住みやすい豊かな土地なのだと感じられました。改めて、私たちの住んでいる街にはどんな鳥が生活しているか、気をつけて見てみようと思いました。(中村かおり)

(写真左)港近くで食べ物を狙うカモメとトキたち。
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コカトゥーというオウム。飛ぶ姿はダイナミックで、鳴き声はうるさい。