FACULTY OF FOREIGN LANGUAGES
外国語学部NEWS

【佐野ゼミ】歌舞伎鑑賞教室(国立劇場)に行きました

2023.07.19(水)
国際日本語学科  
7月15日(土)に、外国語学部国際日本語学科

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7月15日(土)に、外国語学部国際日本語学科の佐野ゼミナールに所属する3年生(9人)と4年生(8人)で、国立劇場で開かれている歌舞伎鑑賞教室に行ってきました。演目は「双蝶々曲輪日記―引窓―」でした。
以下、3人のゼミ生に感想を述べてもらいました。


水谷由紀
(国際日本語学科4年/東京都・明星高等学校出身)
お芝居が始まる前に、歌舞伎の見方や登場人物の紹介、物語のあらすじなどを解説していただきました。歌舞伎を劇場で見るのは初めてだったため、事前に歌舞伎の知識を教えて頂いたことで、細かいところにも注目しながらお芝居を楽しむことができました。お話の展開もわかりやすく、歌舞伎初心者の私でもストーリーに入り込んで観ることができました。

荒木ひかる
(国際日本語学科4年/山形県立山形北高等学校出身)
今回が初めての歌舞伎鑑賞でしたが、演目の前に「解説」という歌舞伎の基本的な知識や物語の見どころについての説明があり、歌舞伎初心者でも楽しく鑑賞することができました。「双蝶々曲輪日記」という演目では義兄弟、家族の絆が描かれていながらも、クスッと笑える場面が多くあり、世代を問わず楽しめる内容でした。また、役者の方が「見得」というポーズを切る場面では、会場から自然と拍手が沸き上がり、この一体感を味わうことができるのも歌舞伎の醍醐味だと感じました。

山口怜愛
(国際日本語学科3年/神奈川県立七里ガ浜高等学校出身)
「圧倒」この一言に尽きます。初めて体感する歌舞伎の空気感や演技に圧倒されました。「双蝶々曲輪日記〜引窓」は、温かい家族の物語です。その中で愛情と義理の間で葛藤する親子の様子が見られます。また、タイトルであり物語の鍵である「引窓」が物語の中でどのような役割を果たすのか、注目すべき点でした。歌舞伎の面白さに気づいた今、また見に行きたいと言う気持ちが止まりません。


初代国立劇場で開かれる歌舞伎鑑賞教室は今年が最後だそうです。現在の国立劇場は建て替えられるからです。初めて歌舞伎を観たゼミ生も、そうでない人にも貴重な体験になったようです。(担当教員:佐野正俊)
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