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【国際日本語学科】山岸友真さんに最優秀賞奨学論文について聞きました
2023.05.09(火)
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2022年度の外国語学部奨学論文において、国際日本語学科4年生(受賞時は3年生)の山岸友真さん(埼玉県立不
2022年度の外国語学部奨学論文において、国際日本語学科4年生(受賞時は3年生)の山岸友真さん(埼玉県立不動岡高等学校出身、中村かおりゼミナール所属)が、見事に最優秀賞を獲得しました。
論文のテーマは「日本語学級における担当教員が抱える課題-都内2校の中学校の事例から-」です。先行研究から問題意識を明確にしたうえで、実際の調査結果に基づいて課題を整理した点が高く評価されました。
山岸さんに、論文執筆の動機や研究の内容について話してもらいました。
山岸:初めて論文を書いたので、書き上げること自体が大変でした。見出しの付け方、内容の精査、先行研究の調査など、どのようにすると調査内容や主張が論理的になるか、ゼミナールの先生にご指導いただきながら、何度も書き直しました。調査した内容をただ書き連ねるのではなく、それらを整理して、精査したうえで課題の本質を考えることに苦労しました。
山岸:卒業論文の作成に向けて、自分の知見を広げたり、方針を決めたりすることができたのでとても良い機会になりました。奨学論文参加者は例年4年生が中心ですが、3年生で最優秀賞をいただけたことも、とてもうれしく思っています。今までの大学の学びを認めていただいたようで、今後の卒業論文の作成などにも自信を持てるようになりました。
また、国際日本語学科生として初めての参加・受賞ということで、学科の第一号を名乗れることも誇りに思います。
山岸:今後も、子どもの日本語教育について、日本語教育と国語教育の両面からの支援を考えていきたいと考えています。特に、中学校の日本語学級などで行われる、国語や算数などの「教科」の学習の指導などについて検討していきたいと考えています。卒業論文や大学院の修士課程などで研究を進めていければと思います。
論文のテーマは「日本語学級における担当教員が抱える課題-都内2校の中学校の事例から-」です。先行研究から問題意識を明確にしたうえで、実際の調査結果に基づいて課題を整理した点が高く評価されました。
山岸さんに、論文執筆の動機や研究の内容について話してもらいました。
——今回の研究は中学校の児童を対象にした日本語教育に関わるものですね。研究の動機について教えてください。
山岸:国際日本語学科の授業では、成人の学習者に対する日本語教育を主に学んでいますが、小学校や中学校などの学校現場において、日本語の支援を要する子どもたちがいることも知りました。私は学科で国語科の教職課程も履修しています。そこで、日本語教育からの視点と、学校教育や国語教育からの視点の両方から、そうした子どもたちに対する指導について考えたいと思いました。——論文のアピールポイントは何でしょうか。
山岸:この論文では、日本語学級を持つ都内2校の中学校の先生からお話を伺うことで、中学生への指導・支援の事例についてまとめています。子どもへの日本語教育は、近年研究が進んできた分野ですが、同じ検討事項で、複数事例をまとめて報告している論文はあまり書かれていないと思います。その点で面白い内容になっていると思います。
——執筆に当たって苦労した点は。
山岸:初めて論文を書いたので、書き上げること自体が大変でした。見出しの付け方、内容の精査、先行研究の調査など、どのようにすると調査内容や主張が論理的になるか、ゼミナールの先生にご指導いただきながら、何度も書き直しました。調査した内容をただ書き連ねるのではなく、それらを整理して、精査したうえで課題の本質を考えることに苦労しました。
——奨学論文に応募してみていかがでしたか。
山岸:卒業論文の作成に向けて、自分の知見を広げたり、方針を決めたりすることができたのでとても良い機会になりました。奨学論文参加者は例年4年生が中心ですが、3年生で最優秀賞をいただけたことも、とてもうれしく思っています。今までの大学の学びを認めていただいたようで、今後の卒業論文の作成などにも自信を持てるようになりました。
また、国際日本語学科生として初めての参加・受賞ということで、学科の第一号を名乗れることも誇りに思います。