FACULTY OF FOREIGN LANGUAGES
外国語学部NEWS

在北京的世界旅游(北京でできた世界旅行)

2023.02.27(月)
留学体験談 学生編  
梶浦史成 中国語学科2年(留学時)
留学先:北方工業大学(中国)
留学期間:2018年8月~2019年3月(8ヶ月)
在北京的世界旅游(北京でできた世界旅行)1
「中国人はとにかく熱い飲み物を飲む」
これが僕の留学の第一印象だ。僕が留学先に着いたのは夏の8月頃で冷たい飲み物がたまらなくおいしい季節。しかし、初めての授業で先生がマイボトルで何か飲むのを見て、2度の短期留学経験のある僕は薄々気づいていた、これは热水(お湯)だと。みんなと一緒に外食すると、日本ではだいたい透明な大きなボトルに氷がジャラジャラ入っていてそれを飲む。中国での食事では魔法瓶が出てくるが、それが热水(お湯)なのか冰水(冷水)なのかは分からない。でも注ぐとわかる。9割方热水(お湯)だ。ちなみに現地の大学内では給湯器が何カ所もあり、学生たちはマイボトルを持って、中にお茶っ葉を入れてお茶にしたり、お湯のままズーズーいいながら飲んでいる。食堂でペットボトルの水を買うにしても最初は常温の物が出てきて、「有没有冰的?(冷たいのある?)」と聞いて初めて冷たい飲み物が出てくる。「冷たいものばっかり飲んでたら病気になるぞ!」先生も、生徒も、タクシーの運転手もみんなこういった感じでお節介を焼いてくれる。なぜなのか?中国の料理は基本的にサラダだろうが麺だろうが油を使う。油がついたお皿を洗う時、冷水より温水の方が油がよく取れる。人間の体も同じ。なるほど、道理にかなっているなあと思った。
「とにかく何でも自分で作るチェコ人」
留学も終盤に近付いてきた頃、チェコから来た二人の留学生に出会った。初めて会ったとき、右手に拾ってきたらしい大きなポリバケツを持っていて「なぁ、ここの土って貰っていってもいいのかな?」と聞かれてたので、「なにをするんだ?」と聞くと、「これでマンゴーを育てるんだ」と言うので驚いてしまった。また、ある日にはゴミ捨て場の電子レンジを拾って寮に持ち帰っていた(最もその後管理人に没収されてしまったようだが)。とにかく自分たちでなんでも直し、工夫して使う彼ら。映画を見るときもスクリーンがなかったら壁に映したり、僕が帰国する日には手作りのミサンガと石にメッセージを書いてくれたりした。もし僕が女性だったら惚れてしまったかもしれない。帰国後僕は何でも作るチェコ人に影響され、ベランダでネギを栽培し始めた。
在北京的世界旅游(北京でできた世界旅行)2チェコ人の友人と
これ以外にも書ききれないほどの出会いがあった。トルコ人とは会うたびに握手をして「Hey,What’s upjQuery220020653412446533959_1678347094492」と挨拶し、南アフリカ人とは会うたびにハグをした。オンラインで内モンゴルのおじさんと知り合って服を送ったら、現地のめっちゃ美味いジャーキーとタバコを送ってきてくれた。今思い出すとなんだかしんみりしちゃう思い出だ。
とにかく、長期研修は行った方がいい。世界中から留学生が来ているので、北京にいながら世界旅行ができるのだから。