FACULTY OF FOREIGN LANGUAGES
外国語学部NEWS

スウェーデン料理

2023.02.18(土)
留学先グルメ 教員編  
斎藤純男 教授
スウェーデン料理と聞いて何を思い浮かべるだろうか。熱心な「IKEA」ユーザーでもない限り、意外と思いつかないのではないだろうか。モンゴル・遊牧民族がご専門で、スウェーデンに滞在歴のある、斎藤純男教授に話を聞いた。
1999年当時の斎藤教授1999年当時の斎藤教授

モンゴル・遊牧民族が専門なのになぜスウェーデンに?

僕は、南スウェーデンのルンド大学に客員研究員として行っていた。
そこに行った理由は二つ。モンゴル語の専門家と、スウェーデン語の高さアクセントの本質を解明した先生がその大学にいたからだ。
僕は、モンゴルからトルコ一帯の似たような言語の音声の研究をしている。教えているのは言語学とか音声学だったが、スウェーデン語、ノルウェー語のアクセントにも興味があった。

スウェーデン料理について

スウェーデン料理といえば、ミートボール。ジャムをつけて食べるんだ。僕はそんなに食べなかったけど、最初は「え?ジャム?」と思った。
スウェーデン料理の中では、僕は、燻製のニシンが特に気に入った。皆が金と言って思い浮かべるような色でね、そのまま食べても、電子レンジで温めてもおいしい。
燻製のニシンはスーパーでそのまま並んだ状態で売っていたかな。パンとか野菜と一緒に食べた。
燻製のニシン燻製のニシン

スウェーデンのお酒事情

スウェーデンはお酒に厳しくて、レストランでは、ビールとかワインは飲めるのだけれど、街では気軽に手に入らない。政府がやっている特別な店でないと売ってないし、高い。
スーパーでは、ビールは2.8と3.5%までで、ワインは買えない。デンマークの方が自由でお酒も安いから、海を渡って、買いに行く人もいた。

スウェーデンの外食事情

スウェーデンでは、夕食の外食はあまり多くないようだ。同じところにいた中国の人が、こっちの人は外食しないみたいなことを言っていた。
昼のランチは安いけど夜は結構高いかもしれない。ランチはビールがついたりして、仕事中だけどみんな普通に飲んでいた。

濃いコーヒー

スウェーデン人は休憩時間に濃いコーヒーを飲む。エスプレッソとは違って、普通のコーヒーをかなり濃く入れた感じ。
お昼前に1回、お昼食べてから仕事に戻る前に1回、コーヒーを飲んでちょっとした甘いものを食べたりしていたよ。
大学でも時間になると、学科のテーブルと椅子が置いてあるキッチンで、みんなで飲む習慣があった。
 
スウェーデン料理は立川のIKEAのレストランで食べられる。気に入ったら、首都ストックホルムは北欧のベニスと言われる、島が集まったような街なので、卒業旅行の候補に入れておくのもいいかも。国民のほとんどが英語を流暢に話す。
(加藤 瑞貴)