外国語学部NEWS
【英米語学科】多文化防災研修において藤本ゼミメンバーがグループリーダーを務めました
2023.03.08(水)
NEWS
※
2023年2月26日(日) 八王子オクトーレ12階イベントホールにおいて開

2023年2月26日(日) 八王子オクトーレ12階イベントホールにおいて開催された『多文化防災研修』において、藤本ゼミナールメンバーがグループリーダーを務めました。
特定非営利活動法人八王子国際協会と kokohanaやさしい日本語でつながる八王子の会の共催によって実施されたこの催しには、6カ国12名の外国人を含む約80名の方が参加しました。
当日は次のような研修が行われました。
外国語学部英米語学科の藤本淳史先生と藤本ゼミナールの6名のメンバーは、様々な世代・国籍・背景の参加者のグループリーダーを務めました。
参加したゼミメンバーの感想です。
2/26日に八王子市内で多文化防災研修に参加しました。私がリーダーを務めたグループには日本に住む外国人2人を含む8人の方がいらっしゃいました。ディスカッションでは、災害時に外国人が直面する可能性のある言葉の壁について話し合いました。日本のメディアや日本人の間では当たり前のように使われている「(河川の)氾濫」や「避難」という言葉は外国の方には通じず、避難する機会を逃してしまうかもしれないということが大きな問題であると学びました。またそもそも災害があまり起こらない国の人々にとって避難という概念がありません。緊急時にスムーズに危険を回避するためにも事前に防災知識を身につけることの大切さを学びました。今回の研修で得た知識を日本人・外国人にも共有しようと思います。
世代や国籍問わず、色々な人と交流できて凄く新鮮で濃い時間でした。特にインドネシアの方のお話が印象的でした。インドネシアでは常に洪水が続き、1、2時間ほどで止むからそんなに危険だとは思わないという事を聞きました。このように、外国人の方は言語が通じないから避難しないのではなく、他に理由があるということを直接伺ってよかったと思います。
私たち日本人が簡単だと思って使っている日本語も外国人の方にとっては理解し難く、伝えたいことを考えながら、分かりやすい「やさしい日本語」に変換して説明することの難しさを実感しました。また、様々な国や年代の方とお話しする機会やグループリーダーになってトークを回すことは初めてでしたのでとても良い経験になりました。
普段の大学の授業では英語を専攻しているため、英語を使って物事を説明しようとすることが多いのですが、今回のイベントでは「やさしい日本語」を使って外国人の方に分かりやすく説明することに挑戦しました。私自身、今まで日本人同士による日本語での会話が、外国の方にとってどれだけ難しいものかが分かりませんでした。しかし、実際にイベントに参加した、同じ班の中国人の方が「漢字を見たらなんとなく分かるけど全然聞き取れない」と仰っていて、「やさしい日本語」に言い換える必要性を実感しました。今回のイベントで防災の知識だけでなく、相手の立場に立って考える力や、「やさしい日本語」というものを知る良い機会になりました。そしてこれから私たちが「やさしい日本語」を学校や地域に広げていければ良いと思いました。
多文化防災研修にボランティアで参加させていただき、日本にいる海外の方の災害意識や、「母国では地震に馴染みがなくいつどこに逃げるかわからない」といったリアルな意見を聞くことができとても勉強になりました。海外の方へ「災害警報が発令されたから避難してください」というフレーズでは伝わりにくいこと。その代わりに「危ないから逃げてください」といった、「やさしい日本語」へ言い換えることの大切さも学べることができました。加えて、今後本当にためになる防災知識も学ぶことができましたのでよかったです。日本にいる海外の方の命を少しでも多く救うために災害時、今回学習したことを生かしていきたいと強く思います。
多文化防災研修のボランティアとして、参加者の中には日本語が母国語ではない方もいらっしゃったため、私はできるだけ簡単な言葉でコミュニケーションを取るように努めました。参加者の皆さんは真剣に聞いてくださり、たくさんの質問をしてくれました。これにより、私たちボランティアも自分の知識の不足を感じることがありました。そこで、今後も学びを深め、次回このようなボランティアに参加した際には、より良いサポートができるように努力していきたいと思います。
全体を通して、「やさしい日本語」におけるディスカッションでは、言葉の壁を感じることなく、参加者の皆さんと楽しくコミュニケーションを取ることができたと感じます。このような経験を通じて、とても充実した一日となりました。原 洸太さん(武蔵越生高等学校出身)
特定非営利活動法人八王子国際協会
kokohana やさしい日本語でつながる八王子の会
防災・災害ボランティア かわせみ: 特定非営利活動法人
特定非営利活動法人八王子国際協会と kokohanaやさしい日本語でつながる八王子の会の共催によって実施されたこの催しには、6カ国12名の外国人を含む約80名の方が参加しました。
当日は次のような研修が行われました。
- NPOかわせみの方による『八王子の地形について』の説明
外国人参加者に八王子のジオラマにピンで刺してもらった居住地域における災害の危険性について説明していただきました。
- 八王子市防災課の方による八王子の災害についての説明
ご担当の方にご自身の災害救助体験を実体験を交えながら話していただきました。
- パワーポイントアニメ動画を使った伝わりにくい日本語についてのグループディスカッション
kokohana やさしい日本語でつながる八王子の会の宮武さんと松原さんから「やさしい日本語」の定義を、実例を交えながらお話しいただいたあと、グループディスカッションが行われました。
外国語学部英米語学科の藤本淳史先生と藤本ゼミナールの6名のメンバーは、様々な世代・国籍・背景の参加者のグループリーダーを務めました。
参加したゼミメンバーの感想です。
2/26日に八王子市内で多文化防災研修に参加しました。私がリーダーを務めたグループには日本に住む外国人2人を含む8人の方がいらっしゃいました。ディスカッションでは、災害時に外国人が直面する可能性のある言葉の壁について話し合いました。日本のメディアや日本人の間では当たり前のように使われている「(河川の)氾濫」や「避難」という言葉は外国の方には通じず、避難する機会を逃してしまうかもしれないということが大きな問題であると学びました。またそもそも災害があまり起こらない国の人々にとって避難という概念がありません。緊急時にスムーズに危険を回避するためにも事前に防災知識を身につけることの大切さを学びました。今回の研修で得た知識を日本人・外国人にも共有しようと思います。
石井 和さん(神奈川県立
座間総合高等学校出身)
世代や国籍問わず、色々な人と交流できて凄く新鮮で濃い時間でした。特にインドネシアの方のお話が印象的でした。インドネシアでは常に洪水が続き、1、2時間ほどで止むからそんなに危険だとは思わないという事を聞きました。このように、外国人の方は言語が通じないから避難しないのではなく、他に理由があるということを直接伺ってよかったと思います。
石崎 未唯さん(清心女子高等学校出身)
私たち日本人が簡単だと思って使っている日本語も外国人の方にとっては理解し難く、伝えたいことを考えながら、分かりやすい「やさしい日本語」に変換して説明することの難しさを実感しました。また、様々な国や年代の方とお話しする機会やグループリーダーになってトークを回すことは初めてでしたのでとても良い経験になりました。
小笠原真衣さん (山梨県立日川高等学校出身)
普段の大学の授業では英語を専攻しているため、英語を使って物事を説明しようとすることが多いのですが、今回のイベントでは「やさしい日本語」を使って外国人の方に分かりやすく説明することに挑戦しました。私自身、今まで日本人同士による日本語での会話が、外国の方にとってどれだけ難しいものかが分かりませんでした。しかし、実際にイベントに参加した、同じ班の中国人の方が「漢字を見たらなんとなく分かるけど全然聞き取れない」と仰っていて、「やさしい日本語」に言い換える必要性を実感しました。今回のイベントで防災の知識だけでなく、相手の立場に立って考える力や、「やさしい日本語」というものを知る良い機会になりました。そしてこれから私たちが「やさしい日本語」を学校や地域に広げていければ良いと思いました。
髙橋あかりさん (横浜市立横浜商業高等学校 出身)
多文化防災研修にボランティアで参加させていただき、日本にいる海外の方の災害意識や、「母国では地震に馴染みがなくいつどこに逃げるかわからない」といったリアルな意見を聞くことができとても勉強になりました。海外の方へ「災害警報が発令されたから避難してください」というフレーズでは伝わりにくいこと。その代わりに「危ないから逃げてください」といった、「やさしい日本語」へ言い換えることの大切さも学べることができました。加えて、今後本当にためになる防災知識も学ぶことができましたのでよかったです。日本にいる海外の方の命を少しでも多く救うために災害時、今回学習したことを生かしていきたいと強く思います。
西嶋 のどかさん(山梨県立甲府東高等学校出身)
多文化防災研修のボランティアとして、参加者の中には日本語が母国語ではない方もいらっしゃったため、私はできるだけ簡単な言葉でコミュニケーションを取るように努めました。参加者の皆さんは真剣に聞いてくださり、たくさんの質問をしてくれました。これにより、私たちボランティアも自分の知識の不足を感じることがありました。そこで、今後も学びを深め、次回このようなボランティアに参加した際には、より良いサポートができるように努力していきたいと思います。
全体を通して、「やさしい日本語」におけるディスカッションでは、言葉の壁を感じることなく、参加者の皆さんと楽しくコミュニケーションを取ることができたと感じます。このような経験を通じて、とても充実した一日となりました。原 洸太さん(武蔵越生高等学校出身)
特定非営利活動法人八王子国際協会
kokohana やさしい日本語でつながる八王子の会
防災・災害ボランティア かわせみ: 特定非営利活動法人












(※=kokohanaやさしい日本語でつながる八王子の会提供)