FACULTY OF FOREIGN LANGUAGES
外国語学部NEWS

Mi estancia en México(運動部でも半年留学!)

2023.03.08(水)
留学体験談 学生編  
小関海 2年(留学時)
留学先:メキシコ自治大学CEPE(メキシコ)
留学期間:2019年8月~2020年2月(7ヶ月)

1.メキシコ留学のきっかけ

私はスペイン語とは縁のない人生を過ごしてきました。しかし、大学で初めてスペイン語を学び始めてから、「本場のスペイン語が話されている場所で生活してみたい!」という感情が芽生え始めます。ただ、私は幼少期からサッカーをしていて大学でもサッカー部に所属していたため、留学のことを両親に相談したときも「サッカーはどうするの?留学費用は?」と適当に流されてしまいました。「やっぱり留学は厳しい」と考えているうちに、大学の長期留学プログラムに参加する願書を提出する時期になりました。
1.メキシコ留学のきっかけ
その時期になると周りの友人が「メキシコとスペインどっちに留学する?」という話をし始めます。そういう話に参加できず、モヤモヤしていた時に、たまたま受講していた授業で留学についての話を聞く機会がありました。そこで「外国語学部で言葉を学んでいるのなら、必ず留学したほうが良い。大学生で留学することは人生の財産になる」という言葉を聞き、「サッカーも勉強も中途半端に終わるくらいなら、部活を辞めてバイトでお金をためて留学に行こう」と考えるようになりました。そして、そう考えていることを真剣に両親に伝えると「メキシコなら費用もそこまでかからないから留学に行かせてあげられる」と言ってもらえ、部活動は休部という形で私は長期留学することができました。
留学に行きたいと思うきっかけは人それぞれだと思いますが「留学してみたいけどもうひと押しほしい!」と思う方は外国語学部長の塩崎教授に相談するのがおすすめです(笑)

2.留学中の悲喜こもごも

メキシコに留学して辛かったことは、財布を盗まれて、中に入れておいた長期滞在証を発行してもらうのにものすごく苦労したことです。また、水回りの設備が悪くてシャワーを浴びようとしても冷水しか出なかったり、水そのものが出ない時もありました。その分、楽しかったこともたくさんあります。有名な観光地に旅行に行ったり、現地の人とサッカーをしたり、ディスコに行ったり、お酒を飲んだり……。日本人はメキシコで人気があるので、道を歩いているだけで写真を求められて、少し有名人の気分を味わえたりもしました(笑)
ただ、1番良かったなと思うことは「様々な国の友人を作れたこと」です。メキシコの大学の中にある語学学校に通っていたので、韓国・中国・アメリカ・ドイツ・ロシア・ウクライナ・フランス・リトアニアなど本当にたくさんの国から人が集まってきていました。そういう人たちと友人になり、たくさん遊び、今でもSNSで連絡を取り合えるのは、留学で得た財産の1つです。

3.留学後の変化

自分の意見を堂々と言えるようになりました。他の国の人たちは分からないことは分からないと言い、正しいと思うことは正しいとハッキリ言います。日本では「恥ずかしい」という気持ちが1番初めにきてしまい、はっきり言わないことがありますが、それは「分からないことを分からないままで終わらせてしまうこと」なので、とても勿体ないです。「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」とも言います。自分自身のためにも自信を持つことが大事です。
また、「現実現場主義」の考え方になりました。簡単に言うと「他人の意見に流されずに自分の目や耳で直接たしかめること」です。「メキシコは治安が悪くて危ない」と言われていますが、そうでもありません。財布は盗まれましたが、スリは日本以外の国では当たり前のように起こることです。夜道を1人で歩かない・物をおいていかない・危ない地域には近づかない。これらのことを守れば普通に過ごすことができます。しかしこれは、自分で確かめ、自分で経験しないと分からないことです。
今の時代、サイトですべての情報が手に入りますが、それでは面白くありません。興味が湧いたことに対して自身が行動を起こし、探究心を持ち続けることが大事だと思います。
3.留学後の変化01ディズニー映画で話題になった
「死者の日」に化粧をした写真
3.留学後の変化02僕の誕生日にメキシコでできた
友達が祝ってくれた写真