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2022年05月06日NEWS英米語学科中国語学科スペイン語学科国際日本語学科

大越貴子准教授が日本語教育研修会で講演しました

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3月27日(日曜日)、拓殖大学・ナレースワン大学共催の「第6回日本語教育研修会」がオンラインで開催されました。
ナレースワン大学はタイ北部のピサヌローク県にある国立大学で、拓殖大学の海外提携校の一つです。2016年から本学とともに、ピサヌローク近郊の中等教育機関等で日本語を教えるタイ人教員、日本人教員を対象とする日本語教育研修会を実施しています。拓殖大学側は、日本語教育研究所が窓口となり、主に国際日本語学科の教員が講師を務めています。今年度は、大越貴子准教授と別科日本語教育課程の浅井尚子特任講師が研修会講師を務め、タイの中等教育機関の先生方および両大学の教員の計約30名が受講しました。
午前中は、大越准教授が「多読授業の実践」というテーマで、多読の理論的背景や日本語教育への応用、本学別科日本語教育課程で実践している具体的な活動内容などを講義し、午後は、浅井特任講師が、ナレースワン大学日本語学科の3年生45名に対し実際に多読授業をする中で、受講の先生方にも多読授業の支援者として参加してもらう体験ワークショップを行いました。その後、多読の支援者体験ついての先生方の感想や質問などを持ち寄り、大越・浅井両講師からコメントや回答などのフィードバックがなされました。
研修会後のアンケートでは、学生たちのほぼ全員が「これから多読をやってみたいと思う」と答えていました。また、先生方からは「どのように多読授業を組み立てたらいいかよくわかった」「ゼロレベルの生徒たちにも読む練習ができると分かって感動した」といった多読授業への肯定的感想が多く寄せられ、参加者にとって実りある研修会となったことがうかがえました。

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コロナ禍の中、昨年同様のオンライン開催となりましたが、タイ国内では日本語学習熱が高まっているそうです。2020年4月の外国語学部国際日本語学科の開設もあり、本学とタイ・国立ナレースワン大学との協力関係がより強化され、今後も活発な相互交流が実現することが期待されます。

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