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2021年07月27日NEWS国際日本語学科

国際日本語学科・学生座談会シリーズ 第三弾「留学生が語る国際日本語学科」

国際日本語学科は、日本人学生と留学生がほぼ一対一。2021年7月現在、1、2年生あわせて97名中、45名の留学生が在籍します。今回は、そんな留学生を代表して5人に集まってもらい、留学生がどのようなことを考えているのかを語ってもらいました(2021年7月6日に収録)。
座談会参加者:
 キム ミンジョン(金 玟廷) 2年生 大韓民国
 キョウセイ セイ(喬 政) 2年生 中華人民共和国
 ハビヒト ヨナタン ニクラス(HABICHT JONATHAN NIKLAS) 2年生 ドイツ連邦共和国
 ゴー リエン(NGO LIEN) 1年生 ベラルーシ共和国
 ハ キム ミ(HA KIM MI) 1年生 ベトナム社会主義共和国
 モリ ミユイ(森 海結) 2年生 日本国:ファシリテーター

集合写真

(集合写真を当日取り忘れたため、後日オンラインで集まってもらいました…)

日本・日本語への関心

モリ:みなさん、今日はよろしくお願いします。それではまず、みなさんが日本語を勉強しはじめたきっかけをお聞きしましょうか。

リエン:私が日本に関心を持ったきっかけは、高校生のころ、日本のアニメとアニメ音楽でした。それから日本の映像などを見てきれいだなと…

モリ:アニメがきっかけの人は多そうですね。ほかには何がありますか? 

数人:マンガ、ゲーム…

ミ:私はアニメではなくて、ベトナムで日本語を勉強したとき、日本文化体験で日本人の先生から着物の着方などを習って、日本の文化がいいなと思いました。

モリ:文化への関心が大きかったんですね。次に、この国際日本語学科を志望した理由を聞きたいと思います。

ミンジョン:わたしは日本語専門の通訳・翻訳家を目指しています。国際日本語学科の、日本人学生と留学生が一対一という環境が、生きた日本語、日本文化を知るうえで役立つのではないかと思いました。

キョウセイ:私は将来日本語の先生になって、自分の知っている日本について伝えたいです。「異文化間理解」や「クール・ジャパン」といった科目があるのも魅力でした。
ミ:私も日本語教師になりたいです。ベトナムでは日本語の教科書どおりに教わりました。しかし、日本に来て、実際の日本語が教科書といろいろ違っていてびっくりしました。だから、自分が先生になったら、違った教え方をしたいと思っています。

ヨナタン:私は、ドイツでの勉強を終えてから、なんとなく日本に来て、そこで、きれいで礼儀正しい日本と日本文化が好きになりました。もっと日本文化が勉強したいと続けているうちに、いつの間にかこの国際日本語学科に入っていました。(笑)

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国際日本語学科の学生

モリ:国際日本語学科の学生どうしの関係はどうですか?

リエン:わたしは日本語で分からないときに日本人学生に教えてもらうことがあります。日本の文化で分からないことも教えてくれますね。食べ物のこととか…

モリ:でも、日本語の文法などについて質問されても、日本人学生がうまく答えられないないこともありますよね。留学生のほうが答えられる。

キョウセイ:日本人は自然に話せるようになったので、留学生がむずかしいと思う文法についてきかれたとき、説明するのが苦手かもしれないですね。

ミンジョン:留学生は、日本人学生とも自然に話せますし、留学生同士でも教えあっています。

ミ:いろいろな国の学生がいますから、日本語も教われますし、ほかの国の言語も知ることができます。

モリ:国際日本語学科の人たちと遊びに行くと、英語、韓国語、中国語、日本語といろいろな言葉が飛びかって、どこにいるんだろうと…(笑)

好きな授業

モリ:次に、みなさんがおもしろいと思う授業についてききましょうか。みなさん、どうぞ。

キョウセイ:「日本語・日本人論」です。日本人、日本語のはじまりから今までの変化がわかります。今の日本語の理解に役立ちます。

ミンジョン:私は「日本の民俗と思想」です。神や信仰について、日本と各国の比較をするのでいろいろ考えさせられます。

ミ:私はやはり教師志望だから「日本語教授法」です。

モリ:むずかしくないですか? 日本人学生でもたいへんだと聞いています。

キョウセイ:留学生は外国語として日本語を勉強した経験があるので、むしろ日本人よりも教授法がわかっているかもしれません。

リエン:私は留学生の日本語科目です。会話の練習とかは、おもしろいし、実際に日常に役立っています。

ヨナタン:日本語の細かい部分に関心があるので、「日本語文法研究」とか「日本語相互学習」、「日本語教育概論」がおもしろいです。日本語についての理解が進んだと思います。

モリ:2年生の「日本語相互学習」では、日本人学生と留学生がいっしょにグループを作って問題を検討しますね。

ミンジョン:グループごとに、日本語について自分たちで検討する課題を決めて、その答えを見つけていくですよね。たいへんだけど、おもしろいです。

モリ:日本語と留学生の母語を比べながら学べるのがいいですね。「日本語相互学習」は、考えたことが身につく感じがあります。

後輩に向けて

モリ:最後になります。みなさんから、これから国際日本語学科の後輩になるかもしれない留学生のみなさんに伝えたいことはありますか?

ヨナタン:受け身で学ぶだけでなく、自分で調べて学ぶことをしてほしいです。

ミ:この学科は留学生が多いから、留学生が気楽に話せます。留学生どうしでも話せますし、日本人学生とも話せます。

リエン:国際コミュニケーションの環境があるので、コミュニケーションに積極的になってほしい。

モリ:その点、留学生は行動力がすごいです。積極的に発言するし、コミュニケーション力には感心しています。留学生から教わることが多いです。

ミ:日本人は遠慮しがち。はっきり言わないのでわからないこともある。

ヨナタン:悪いことは遠慮して言わなくてもいいですが、いいことはどんどん言ってほしいです。(笑)

モリ:そうですね、みんなでお互いの言語、文化を教え、学びたいですね。今日は、みなさん、ありがとうございました。
座談会参加のみなさん、ありがとうございました。留学生のみなさんが積極的に国際日本語学科での学びに取り組んでいることがわかりました。
大学進学を目指している留学生のみなさん、ぜひ先輩に続いてください。
(文責:国際日本語学科教員・近藤)

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