2021年02月09日NEWS英米語学科中国語学科スペイン語学科国際日本語学科
4年生の皆さんへ~外国語学部長より~
「大学最後の1年を返してくれ!」と、言うなかれ。
2020年4月1日から2021年3月31日まで、「緊急事態宣言」とともに、何日過ごしてきたことになるでしょう。宣言が明けてからも、外出するのに家族や周囲の声、目を気にする日々が続きました。「わがままな若者が出歩いている」と声高に非難され、いつも渋谷がテレビで映されていました。世の中の「理不尽さ」に、怒り、悲しみ、傷つき、あきらめを感じた人もたくさんいたと思います。
ピンチの後にチャンスあり、とよく言いますが、これはピンチと言うよりは不運でしょう。そして、ものすごくポジティブに考えれば、コロナで重症化したり命を落としたりすることなくサバイブできたことに感謝すべきかもしれません。
大学最後の年、「友人ともっといろんな体験をしたかった」、「外国に行きたかった」、「留学したかった」、「国内旅行に行きたかった」、「航空や旅行業界に行きたかった」。数えきれないほどの「―したかった」があったと思います。
今、自分の大学最後の1年を振り返ってみると、意外にも59分の1でしかないような気がします。特別な1年ではなかったような。むしろ、特別な1年は、その後に何回か経験しました。
人生は、その気になれば、いつでも、いろんな経験ができますし、楽しむこともできます。自分の人生は誰も変えてくれません。変えられるのは自分だけです。
大学は人生最後のパラダイスではありません。人生最後の学びの場でもありません。人生は学びの連続で、就職先は墓場ではありません。
まずは、自分の気持ちを変えて、「大学最後の1年を返せ!」という叫びは敢えて封印し、人生のセカンド・ステージに進んでみましょう。特別な1年はこれからやってきます。いや、自分から創りだすのです。
きっと、将来「2020年って何してた?」って普通に話せる日がくるでしょう。
その時に、また同窓会でお会いしましょう。
大学4年修了、おめでとうございます。
ピンチの後にチャンスあり、とよく言いますが、これはピンチと言うよりは不運でしょう。そして、ものすごくポジティブに考えれば、コロナで重症化したり命を落としたりすることなくサバイブできたことに感謝すべきかもしれません。
大学最後の年、「友人ともっといろんな体験をしたかった」、「外国に行きたかった」、「留学したかった」、「国内旅行に行きたかった」、「航空や旅行業界に行きたかった」。数えきれないほどの「―したかった」があったと思います。
今、自分の大学最後の1年を振り返ってみると、意外にも59分の1でしかないような気がします。特別な1年ではなかったような。むしろ、特別な1年は、その後に何回か経験しました。
人生は、その気になれば、いつでも、いろんな経験ができますし、楽しむこともできます。自分の人生は誰も変えてくれません。変えられるのは自分だけです。
大学は人生最後のパラダイスではありません。人生最後の学びの場でもありません。人生は学びの連続で、就職先は墓場ではありません。
まずは、自分の気持ちを変えて、「大学最後の1年を返せ!」という叫びは敢えて封印し、人生のセカンド・ステージに進んでみましょう。特別な1年はこれからやってきます。いや、自分から創りだすのです。
きっと、将来「2020年って何してた?」って普通に話せる日がくるでしょう。
その時に、また同窓会でお会いしましょう。
大学4年修了、おめでとうございます。
外国語学部長 塩崎 智