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2019年07月16日中国語学科

中国語学科「中国ビジネス概論」報告「仕事で中国語を活かすには……」

「中国ビジネス概論」は、将来、中国語を活かして仕事をしたいと考えている中国語学科「中国語ビジネスコース」の科目の一つで、学生のモチベーションを上げるために、様々な取り組みをしています。

5月27日の授業では、1991年3月に拓殖大学中国語学科を卒業したOBで、現在は伊藤忠オートモービル(株)で建設機械部品の輸入業務に携わっている高橋和久氏に「仕事で中国語を活かすには……」のテーマでご自身の経験を語ってもらいました。

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授業の様子

①「お酒を飲む」という名前

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高橋氏の下の名前は「和久」で発音は「héjiǔ(フージウ)」、そしてお酒を飲む「喝酒」の発音も「hējiǔ(フージウ)」、発音は同じで声調が一部違うだけ。だから、中国の方々と名刺交換時に、自分から「高橋喝酒(お酒を飲む)ではないですからね」と冗談を言うそうです。そう言うことで一発で名前を覚えてもらえるし、夜の宴会では間違いなく白酒を飲まされます。中国ビジネスでは、白酒(50度くらいの蒸留酒)を飲む機会も多く、そしてとことん飲むことで相手との距離が近づき、商売もうまくいくそうです。

②一人旅のすすめ

中国31行政区の内、22行政区制覇し、残り9行政区。いつかは全制覇したいと語る高橋氏。
なぜ、一人旅がいいのでしょうか?一人旅だとお世話してくれる人がいないので、何でも自分でやらなければなりません。ある時、汽車の中でカップラーメンを食べようと思って、店に箸を買いに行ったところ、「箸」の中国語がわからずジェスチャーで店員に説明し、何人かに聞いてやっと箸を買うことができたそうです。その日の晩、辞書で箸を調べ、箸は「筷子(クワイズ)」と言うことがわかりました。こうやって覚えた言葉は決して忘れません!!ただ、カップラーメンを開けてみたら、中に折り畳みのフォークが入っていたそうですが……。

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えっ!フォークが入っているなんて知らなかった!
その他にも、少数民族の衣装を着て現地の人と一緒に踊ったり、入ったレストランのメニューが読めず適当に頼んだら、全然想像と違う料理がでてきたり、新疆ウイグルへバス旅行をした時には、誰かがトイレ行きたいと言ったらバスが止まり、右は男性、左は女性の茂みに隠れて用を足したこともありましたが、そうしたことの一つ一つが自分の中国語を進歩させてくれたそうです。
「ただ、今は時代が違うし、一人旅をする時は事前に情報を収集し、安全面に注意してください」と最後に付け加えることも忘れない高橋氏でした。

③日中を繋ぐ仕事

仕事上で中国から輸入する製品が日本のお客様からクレーム提起されることがあります。ただ中国のメーカーは、不具合やクレーム費用も認めないことがあり、根気よく交渉しなければなりません。その場合、まず不具合を認めさせることから始め、そして不具合を認めたら次にクレーム費用の交渉となります。問題解決まで時間がかかりますが、最後までねばり強く交渉し、最終的に中国メーカーが認めた時はとても達成感があるそうです。
自分たちの仕事は日本と中国を繋ぐ仕事。日本人の考え方も中国人の考え方も学んだ自分だからこそできることがあります。相手と同じ目線で、相手の状況も考えて対話をすることが大事です。

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学生への質問にも丁寧に答えてくれた

受講者の感想

・分からない単語があってうまくコミュニケーションがとれなくても、あきらめずに積極的に行動していきたいと思いました。
・一人旅をして中国語をマスターする。とてもいいなと思いました。
・追求心がパワーになるのは今若いうちからやるのが一番だと思った。
・在学中に興味のあることに打ち込むべきだというお話を聞いて、学生のうちにやりたいことを目いっぱいやる、そして、自分の強みにしたいと思いました。

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