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2019年05月23日英米語学科

自分の人生を変えた30日間 in UK-英国ボーンマス短期研修レポート

外国語学部英米語学科3年 岩下 拓弥
英語教員志望の自分は、一度は外国生活を経験してみないと、くらいの気持ちで、2019年2-3月の英国短期研修に参加しました。ところが、帰国して3年生になってみると、入ろうと思っていた「教職ゼミ」ではなく、イギリス人教員のゼミに入ってしまったのです。

一体、この研修の何が自分をそんなに「イギリス好き」にさせてしまったのでしょうか。

まず、予想以上に素晴らしかったのが、ビート・ランゲージセンターという英語学校です。
授業は1コマ90分と日本の大学と同じですが、クラスメートは、日本人以外に多くの外国人学生がいました。主にスイス、フランス、イタリア、サウジアラビア、スペイン、クウェートなどの国々から私たち日本人と同様に英語を学びに来た学生たちです。授業を通してその人たちと国際交流を図りました。その中でも印象に残っているのが各国のマス・メディアに関する研究データから、新聞、雑誌の読者層やジャンル、テレビ、映画の視聴者層やジャンルの違い、スマートフォンの普及による社会への影響について話し合う授業でした。そこで私たちは新聞の普及率は低下しているかどうか、有名な雑誌は何か、スマートフォンの平均使用時間などの違いを話し合い、今後は新聞などの紙媒体はインターネットのさらなる普及により消え去ってしまうのかなど各々の意見を出し合いました。日本の現状、各国の状態を知り、クラスメートたちと考えを共有できたことは、私の今までの常識を変える貴重な体験となりました。

皆さんは、「海外の英語学科校なんだから、様々な国の学生と一緒に学ぶのは当たり前じゃないか」、と思うかもしれませんが、これが意外に、日本人だらけのクラスだったりすることが多いのです。特に大学付属の英語学校は要注意ですね!

それから先生たちが素晴らしかったです。とても友好的で、ユーモアがあり、私たちの慣れない環境での不安を取り除いてくれました。授業の1コマ1コマがしっかりと計画された授業で、時間がすぎるのがあっという間でした。また何より気軽に質問ができる雰囲気がとてもよかったと思います。
休憩時間やお昼休みでも、先生が生徒と気楽に会話できる環境を作ってくれましたし、毎晩外国人生徒と交流を図る、先生と一緒に楽しむイベントがあり、非常に楽しく有意義に過ごせたひと時でした。

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BEETのスタッフと記念撮影
ホームステイ先も素晴らしい環境でした。この学校は徒歩圏内の家しか選ばないので、バス代も無駄な通学時間もかかりません。

私のホストファミリーは、ホストマザーのヒラリーさんと、その兄イアンさんが温かく迎えてくれました。日常会話全てを英語で話すということは日本で全くしたことがなかったので、はじめは聞き取ることに精一杯でしたが、次第に耳が慣れ、自分から進んで会話に加わることもできようになりました。この家族は、何十年も学生を受け入れていたこともあり、イギリスのことやかつての留学生らのエピソードを話してくれて、普段学校では習わないことを学ぶことができました。
また、女性の社会進出、世界情勢などに関することを話す機会が多くあり、自分の意見を英語で表現するための良い場ともなりました。
食事も美味しかったです。噂通りで、主食は米ではなく、ジャガイモでした。普段の生活に関しては食事がかなり違いました。しかし、噂とは違って、どの料理も大変美味しかったです。

私の家庭では、朝御飯はパンかコーンフレーク、昼御飯はサンドイッチ、またはハムやチーズのバーガー、晩御飯はイギリスの伝統料理(フィッシュアンドチップスなど)や他国の伝統料理(キッシュ、ソーセージ、ナシゴレンなど)がジャガイモや野菜を使った料理とともに出てきました。

また、紅茶を飲む習慣もありました。私の家庭では、朝御飯、晩御飯の後に紅茶を飲んでいました。それにミルクを入れることが英国風の飲み方であると教わりました。紅茶がこんなに美味しいものだとは思いませんでした。

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ホストマザーのヒラリーさんとの写真
今回の留学先のボーンマスも素晴らしい町でした。美しいビーチに恵まれたリゾート地で、イギリス人が住みたい町No.1だそうです。広いショッピングエリア、不思議なものを集めた博物館、世界中の料理が味わえるレストランもあります。
 また、学校主催の土曜の貸し切りバスの遠足も充実していました。オックスフォード、ケンブリッジといった古都はなかなか個人では効率よく回れませんが、遠足ではガイドもついて、世界的に有名な由緒あるカレッジなどを見ることができました。
 ロンドンまで電車で2時間というロケーションも素晴らしく、2泊3日でロンドンの名だたる博物館や美術館を見学することができました。
 自分は絵画を見ることが好きだったので、モネの作品を目当てに訪れ、他の名画も見ることができ、非常に有意義な時間でした。また、ロンドンは、総人口がイギリス人よりも外国人の割合が高く、まさに人種のるつぼと言われているのも納得でした。ボーンマスとはまた違った雰囲気の場所だったことが今でも印象に残っています。

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ロンドン塔から撮影したタワー・ブリッジ
最後に、ビート・ランゲージセンターの提携校のITTCについて書きたいと思います。これは英語を母国語としない人たちに英語を教える資格を取るための学校です。自分は教員志望でもあるので、その生徒役として授業を見学させてもらいました。生徒役は大人がほとんどであり、様々な国から来た外国人がいました。

このITTCでは、ちょうど英米語学科4年生の中西さんが1か月の研修を受けていました。中西さんは、週末も授業準備で時には涙を流しながら頑張っていたようです。

今、自分で読み返してみて大変残念なことがあります。それは、この文章ではイギリスの素晴らしさがなかなか伝えられないことです。イギリス人の先生のゼミに入り、イギリスについてもっと学びたい、イギリス英語をマスターしたい、そんな思いを胸にいだきながら、教員への道を突き進みたいと思っています。

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