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2012年11月14日英米語学科

【留学体験】 ドラマ専攻学生としての日々 - 発見と葛藤、試行錯誤の歩み(第1弾)

8ヶ月の長期研修後、派遣留学生として2度目のイギリス生活。
好奇心を原動力に挑戦した私の1年間の記録。(第1弾)
 

英米語学科 窪田めぐみさん

ロンドンから約2時間半、イギリスの南西部にエクセターはある。電車の窓から見渡す限りに広がる緑の草原風景、そこに点在する羊や牛の姿は、私がこの国を美しいと思うひとつだ。
 

故郷から丸1日の長旅の果て、エクセターに着いたのは夜10時すぎ。それでも大きなスーツケースをひっぱり、閉店前のスーパーで翌日の朝ごはんを買い、タクシーを拾い、行き先を告げる悠々たる自分の姿に、この街で過ごした時間の力を感じた。少したくましくなって帰ってきただろうか、これからやってくる毎日がどんな自分に出会わせてくれるだろうか、なんてわくわくしながら。
 

エクセター大学は街の中心から北へ20分ほど歩いたところにある。丘の上にあるのでとにかく坂が多い。ハイヒールなんて履いている学生はまずいない。広大なキャンパスには新旧が融合した校舎や寮と自然があふれている。

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8月から5週間、私は「プリセッショナルコース」という留学生用のコースを受講した。10月から始まる学部や大学院でのコースに向けて、イギリスでの大学教育のシステムに慣れるためだ。そこで必要な能力を身につけるために主にひとつの論文を書き、それについてのプレゼンテーションを行った。クラスメイトは中国、台湾、ベトナム、フランス、タイ、といった国々からの留学生。彼らと、新生活の不安を分かち合い、支え合い、課題に追われる忙しい日々をどうにか乗り切った。あっというまの夏だった。
 

9月も終わりに差し掛かり、夏のあいだ静かだったキャンパスは一気に活気を取り戻す。車に荷物をぎゅうぎゅうに詰め込み、キャンパスの寮にやってくる新入生と両親をたくさん目にした。拓大と同じように、在校生は友人との再会に喜ぶ。
 

イギリスでは1年生は寮生活、2・3年生になるとそれぞれ気の合う仲間3人~6人で家を借りて暮らすハウスシェアという暮らし方が大半である。私も長期留学時に知り合った友達の仲間に入れてもらい、5人(男2人、女3人)の英国人ハウスメイトと暮らし始めた。
 

家賃、光熱費で月5万円ほどかかった。Freshers'weekと呼ばれる1週間、オリエンテーションやソサイエティ(サークル)のテスターセッションやあらゆるイベントが朝から晩まで催される。150を超えるスポーツ、芸術、学術、宗教、メディア、社会、政治、文化など非常に多様なソサイエティの中から興味のあるものへ赴くのだが、体がいくつあっても足りない。
 

Freshers (新入生)はそんな中キャンパス地図を広げ、タイムテーブルを覗き込み、友達をつくり大学生活に慣れていく。You alright? から始まる彼らの挨拶にもいくぶんの緊張を感じる。そっか、言葉や文化の壁がない現地の学生でも新しい土地で新しい人々と始める暮らしは容易いものではないんだなぁ、と気づいたりもした。緊張と希望のようなパワーを持つ、とにかくエネルギーに満ち溢れた雰囲気に私も置いてかれまいと忙しく過ごした。
 

結局私が入会したのは編み物とワールドミュージックを歌うソサイエティ。編み物を習いながら、歌いながら友達ができればなぁ、そんな感じでイギリスでの2度目の秋が始まった。(次号に続く・窪田めぐみ)

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