FACULTY OF FOREIGN LANGUAGES
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先生×学生対談

森下 雅洋 さん

やりたいだけ伸びることができます

森下 雅洋 さん
東京都・東亜学園高等学校 出身

関口 美幸 准教授

使える中国語を身につけてほしい

関口 美幸 教授

コミュニケーション力が大切

森下:先生、関口ゼミは中国ビジネス研究ということでよろしいんでしょうか?
関口:え?今さらそれを聞く?「チャイナ・プラス・ワン」とか発表したじゃない?
森下:調べてきたことや自分の考えをまとめて人前で発表するのは難しかったです。
関口:難しいからやらせてたんだよ。ゼミで簡単なことをやってもしょうがないでしょ。
森下:そうですね。でも、おかげで度胸がついたというか、物怖じしなくなりました。
関口:人前で自分の意見をはっきり言うことができるというのはコミュニケーションの第一歩だと思うよ。ところで森下くんは就活中だけど、どういうところを希望しているの?
森下:中国語を使えるメーカーや商社が希望ですね。具体的には、中国でテイクアウトの包装容器のゴミが社会問題になっているので、包装資材のメーカーに入って、問題解決の役に立ちたいと考えています。
関口:私自身も仕事で中国語を使っていたので分かるけど、4年間で仕事で使える中国語を身につけるのは大変ですよ。発音や文法も大切だけど、商談ができる中国語を使えるようになるためには、商談と似たシチュエーションで授業をするとか、中国ビジネスの経験者を呼んで話を聞くとか、今後はゼミでもそういうことをしていきたいですね。
対談01
対談02

失敗しても失うものは何もない

関口:ここ数年、ゼミで学生主体のプロジェクトをやっているんだけど、私はこれを無理に進めたことは一度もないんですよ。でも、プロジェクトをやらないと発表が増えるよ、と言うと、プロジェクトやりましょう!っていう流れになるんですよ(笑)。
森下:なんか学生がうまく乗せられてますね。
関口:でも、やってよかったでしょ?
森下:今回、僕たちは「八王子市観光パンフレット」という小冊子を日本語と中国語で作成して、駅や市役所などに置いてもらおうというプロジェクトを立ち上げたんですけど、いやあ、大変でした!
関口:何が大変だった?
森下:アポなしで取材にいって怒られたりとか、取材許可をもらおうと電話をかけたら、色々な部署をたらいまわしにされたりとか。
関口:みんな、なかなか電話をかけられなかったよね。
森下:そう、そんな時、先生が仰るのは、学生なんだから失敗しても失うものは何もないでしょ?ということ。
関口:社会人になって仕事で失敗したら、クビになっちゃうかもしれないけどね(笑)。
森下:でも、何度か電話を掛けているうちに、企画の説明もうまくなったし、まず電話を掛けて、後から詳しい内容をFAXやメールで連絡するとか、色々な方法を見つけることができました。
関口:失敗したかいがあったじゃないの。それで、八王子市役所の観光課に協力を求めにいった時は、自分で企画書を書いて「こういう意図でガイドブックを作っているのでご協力ください」って交渉できたんだ。
森下:組織の結構上の方が応対してくださって、とても緊張しましたけど、写真を提供してもらえたり、取材先を紹介してもらえたりしました。
関口:いやー、堂々としていたよ。
森下:コミュニケーション能力の重要性が身にしみてよく分かりました。

自分で考えて動ける人に

関口:森下くんは、この大学に来てよかった?
森下:はい、自分から行動できる人は、自分がやりたいことを伸ばすことのできる環境がある点がいいところだと思います。
関口:ゼミの学生プロジェクトはまさにそれだったね。
森下:学生と先生はほぼ対等でしたね。
関口:対等というか、最初の話し合いで、私が出した企画はみんなにボツにされたじゃない。
森下:だって、学生プロジェクトですもん。先生との距離の近さも関口ゼミの魅力です!
関口:これからもさらに自分で考えて動ける人になってください!