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留学体験談「留学体験 今昔」

今の留学⑤ 去西安旅行(西安旅行)

髙橋 滉暉 2年(留学時)
留学先:中国・北京・北方工業大学
留学期間:2018年8月~2019年3月(8ヶ月)

寝台列車の中

寝台列車の中
私はこの留学に参加するまで海外へ行ったことがなかった。出国前は多くの人から「初めから8ヵ月か」と言われたが、私は何とかなるのという一心で北京へ飛び立った。
留学も終盤に差し掛かり、春節の時期になった。この祝日中は学校も休みなので、私は友人と2人で陝西省にある西安市へ5日間旅行に出かけた。北京から西安というと大体東京から福岡くらいの距離である。行きは寝台列車に乗り12時間かけて行った。1つの部屋にそれぞれ三段ベッドが二つ並んでいる。当初は私が一番下の、友人が一番上のベッドで寝るはずだった。というのも途中乗車してきた男性が、突然「この上のベッドは誰ですか?」と友人のベッドをさし、「自分の席と交換してほしい」と言い上のベッドのチケットを見せてきたのだ。なんでもその隣が彼女のベッドなのでそばにいたいらしい。友人は自分も彼女がいるので気持ちがわかるのか快く承諾していた。その後私の頭上ではカップルが通路を挟み、手を繋ぎながらとても楽しそうにしていた。人によってもちろん違うが中国人は人目をあまり気にせずいちゃつく。その後友人に交換したベッドはどうだったか聞くと、隣のおじさんのいびきがうるさくほとんど寝られなかったらしい。そんなこんなで西安に着いたのは朝の8時くらいである。
特に印象深かった場所は2日目に行った華山だ。市内から約2時間の位置にあり、こちらもまた直行便が出ている。この日は朝5時半に起き駅へ向かったが、予定していた片道22元のバスが見当たらず近くにいた人に聞くとすでに本日分は出発したとのことだった。私たちは他の行き方を知らなかったので随分と焦り、その場で立ち尽くしていると、観光客案内所の方が親切にほかの行き方を教えてくれて、何とかバスに乗ることができた。気が付けば華山を登り始めたころには11時をまわっていた。この山は標高こそ富士山の5合目くらいだが、登山路の傾斜が激しく危険なところが多いことで有名な山である。ロープウェイに乗ると山肌が見え、一つの岩なのだと実感させられる。私達が登る2日前に雪が降ったので、より一層危険度は増していた。登山中は多くの方の人情を感じた。一緒にロープウェイに乗った方と登山中に偶然再会すると、お互いに声をかけ、励ましあった。また地図の前では雪で通行止めのルートや近道を共有し合い助けあっている光景が何度も見られ、実際私も助けられた。
 私は西安旅行で中国という国の歴史や国土、文化すべてにおいてそのスケールの大きさを肌で感じることができた。

崋山にて

崋山にて

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