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2016年11月30日英米語学科

イギリス7か月留学体験記 ― るろうに留学、ホストファミリーにもいろいろありまして・・・

英米語学科4年雨宮 柚菜

 期待と不安を胸に出発したイギリスへの長期留学。帰ってきた今振り返ってみると、この21年間の人生の中で最も濃い8ヶ月間だったと自信を持って言える。 が、もちろん全て自分の思い描いていた通りになったわけではない。私にとって今回の留学は、ホストファミリーにもいろんな人がいて、全員が全員留学生を楽しみに受け入れているわけではないのだと実感させるものだった。

私のホストはあまり干渉してくるタイプではなかったが印象は良かった。
母、娘、娘の友人、甥っ子、甥っ子の彼女...とかなりの大人数ではあったが、最初のうちはそれなりに楽しくやっていた。

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共に図書館に居座ったカザフスタン人のクラスメイト(左)と
だが生活していくにつれて、不満に思うことが増えていった。最も辛かったのは食生活だ。何日も連続でサラダのみ、という日はざらにあった。 友人の夕飯を聞いて羨ましく思うことも少なくなかった。また、娘がかなりの情緒不安定で夜中に何時間も泣き喚くことも多々あった。
課題に追われて寝る時間もなかった私にとっては、正直うんざりであった。だが、ホストファミリーを変えるという決断は出来なかった。彼らが経済的に困難な状況にありホームレスになりかけたことが過去にあったこと、娘の心身が不安定であること、をホストファミリーから聞いてしまったために、変な情が湧いてしまったからである。

そこで考えたのは、極力外で時間を過ごすということだった。最初は不本意ではあったものの、案外それが功を奏した。
どうしても勉強に励みたい日は、 友人の家に泊まりに行くと嘘をついて図書館で一夜を過ごした。図書館近くにキッチンスペースがあったため、クラスメイトと夕飯を作り、その後夜中まで共に課題をやったりもした。また、仲の良いクラスメイトの寮に居座ってみたり、たまたま仲良くなったお隣のイギリス人に映画やご飯に連れ出してもらったりもした。良き友人たちに恵まれたおかげで、家でのことを忘れられるくらい楽しい時間を過ごすことができた。

この外出の多さが、私とホストファミリーとの溝をさらに深めたのは間違いない。だが、そんなファミリーであったとしても、とにかく何事もポジティブに考え、自分なりの楽しい生活を送ればいいと思えたことがこの留学の鍵となった。結果、理想のホストファミリーとの生活を送ることはできなかったものの、それ以上に充実した濃い8か月間を過ごすことができたと自信をもって言える留学生活だった。 
(3年塩崎ゼミ監修)

掲載日:2016年11月30日

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