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2013年09月13日スペイン語学科

私のメキシコ異文化体験(乗り物編)

スペイン語学科3 年生 沼口絵莉香さん

私がメキシコに来るまでのメキシコのイメージは、ピラミッドやマヤ文明、テキーラ、タコスなど民族的なものばかりでした。
 

しかし実際に留学に来て生活をしてみると、そればかりではなく、とても発展している大きな都市を持つ国であるということに気づきました。メキシコという国は歴史的建造物や芸術を持ちながら、新しい技術を取り入れている国でもあるのです。

その2つの良さを私はメキシコシティとタスコというメキシコシティの南西に位置する村で感じることが出来ました。

メキシコシティは世界で最も大きい都市の一つであり、その広さとともに交通機関もとても発達しています。東西南北にメトロが通っていて、距離に関係なく3ペソ(18 円)です。これさえあればメキシコシティの主要な場所には簡単に行けます。

2012年には今まで通っていた線に加えて新しく12番線が加わり、よりいっそう便利になりました。メキシコは日本のように電車が来る時間は表示されていなくて、10分おきくらいに1、2本やってきます。こういう大ざっぱな所がメキシコらしさを感じさせてくれます。

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またメトロバスという路面バスも通っていて、これも距離に関係なく5ペソ(30 円)と格安です。メトロブスを私は学校に行くために毎日使っています。メキシコ国立自治大学からセントロまでを南北に通っています。私がこれらの乗り物を使っていて感じた日本との違いはとてもにぎやかだということです。
 

日本の電車の中では皆本を読んだり、寝ていたりしますが、メトロブスの中にはテレビ画面が設置されていてその中ではコメディや今日のニュースなどが音付きで放送されています。人々はそれをみて笑ったり話したりしていつも楽しそうです。どんな場所や乗り物にも必ず音楽がかかっているのです。
 

またメトロやメトロブスが混み合っている時は自分から降りることを主張しなければ決して降りることは出来ません。日本であれば、何も言わなくともドア付近にいる乗客が一旦降りて降りたい人を通してくれますが、メキシコではこんなことは起こりえません。
 

メトロブスとメトロを乗る際には日本のSuica のようなカードが共通で使えます。タッチするのはいつも乗車時のみです。まだ日本のようにコンビニなどで使うことは出来ませんが、近い将来そうなることでしょう。
 

また女性やお年寄り専用車両があり、混んでいる時は私たち女性にはとっても嬉しいサービスです。たまに男性が乗っているとホームにいる駅員さんが注意して降ろされたりもしています。
 

日本の道路の広さを考えるととても日本での実現は不可能に思えますが、メトロブスは専用車線があり、一般車両は走ることが出来ません。道路が渋滞している時にメトロブスに乗り、どんどん車を追い越していく気分は爽快です。

地下鉄の駅は壁画で装飾されていたり、ミニプラネタリウムが通路にあったりしてまるで美術館のようです。新しい12番線の改札やホームではジャズミュージックが流れていたり、とても洒落ています。

メキシコの乗り物では、自分から周りの人に「次降りたいので通してくれますか?」と尋ねなければなりません。最初は自分から知らない人に話しかけるのはとても緊張しましたが、慣れればそこから会話が弾んだりして、それが私の日々の楽しみに変わりました。

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日本と比べメキシコという国は他人とのコミュニケーションの頻度がとても高いと思います。

このように交通機関を通じてメキシコは本当に明るく陽気な国なのだとあらためて実感しました。

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