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2013年03月15日英米語学科

ボク流 教員採用試験合格のアドバイス "サボテンのごとく"

吉田直人さん(英米語学科4年 横浜市教員採用試験合格)

父の実家は農家、母方の祖父は庭でいろいろな植物を育てているので、僕はけっこう植物が好きです。植物の中には、サボテンのように水をやりすぎると根がすぐに腐ってしまうものもあれば、睡蓮のようにたっぷりの水に花を浮かせるものもあります。花を咲かせるのに30年程かかるサボテンもあるそうです。
 

僕が教員採用試験を受ける皆さんに送るアドバイスは、「自分をよく知り、相手をよく知る」ということです。これは、就活にも少し共通するかもしれません。教員採用試験を受けるにあたって1番の強みになったのが、自分が「サボテンタイプ」であるということをよく知っていたことです。

僕の勉強時間は多い週で30~35時間程度、全く勉強しない日も少なからずありました。ずっと机と向き合っていると、腰が痛くなったり気付いたら全然違うことを考えていてそれが忘れられなくなったり、むしろマイナスの事の方が多かったと思っています。勉強するのは本当に自分の全てが勉強に向いている時のみ(1.5時間程が限界。30分で終わることも)で、それが終わると次の集中力MAXが来るまでマンガを読んだり散歩に出かけたりお菓子を食べたりしていました。

サボテンは水やりの回数が少なくていい代わりに、その量やタイミング、保湿や植え替え等、育てる際に気をつけなければいけないことが数多くあります。ずいぶん昔ですが、「めんどくせぇ植物だな」と僕が思っていたら、「簡単だったら一生懸命になれねぇよ」と母方の祖父が(絶妙なタイミングで)言ったことを今でも覚えています。

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僕とサボテンとの相違点、それは、大量の肥料を欲しがったということです。僕が受けた都市の採用試験は「人物重視」を強く謳っていました。「教師になるための勉強時間」よりも「教師になってからの自分を妄想する時間」の方がはるかに長かったため、どうすれば人として、教師として成長できるかをずっと考えていました。辿り着いた結論は、いかに多くの人(特に子ども)と触れ合うか、ということです。
 

そのため、バイトの日数を減らすことはせず、小学校でのボランティア活動にはできるだけ参加し、中学や高校の部活に顔を出し、旅行にも積極的に出掛け、人との触れ合いという「肥料」をたくさん吸収しました。それらが面接試験の際に発揮した力は、想像をはるかに超えるものでした。
 

僕の筆記試験の点数は予想を下まわり、決して褒められるものではありませんでした。何時間も勉強し続けることができ、どんどん知識を増やしていける人が羨ましくてしょうがありません。しかし、そういった違いがその人の個性を生み出し、その人らしさになるものなのだと思っています。サボテンにはサボテンの、睡蓮には睡蓮のよさがあるはずです。
 

僕が皆さんに言いたいことは、「あなたなりのやり方で」ということです。決して「他人からのアドバイスを一切無視して」というわけではありません。自分をよく知り、相手をよく知り、人と違うことを恐れずに信じた道を行くということです。そして、他人が考え信じている道を認めることだと思います。(横浜市立南高等学校出身)

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