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2013年03月11日英米語学科

【留学体験】 ドラマ専攻学生としての日々 - 発見と葛藤、試行錯誤の歩み(第3弾)

8ヶ月の長期研修後、派遣留学生として2度目のイギリス生活。

好奇心を原動力に挑戦した私の1年間の記録。(第3弾)
 

英米語学科 窪田めぐみさん
 

キャンパスをはじめ、小さな街だがエクセターには劇場がいくつかある。楽しみは時間を見つけて、面白そうパフォーマンスを見に行くこと。川沿いをジョギングしたり、プールに泳ぎに行ったり、お気に入りのカフェやパブで一息つくことも、忙しい毎日の中での気分転換だった。
 

変わってゆく季節と街のリズムに合わせ、イギリスの暮らしにゆったりと馴染んでいたように思う。
 

ワールドミュージッククワイアでの毎週木曜日の練習は、大好きな歌と友達に囲まれた時間。クワイア(choir)とは合唱団のこと。前回の長期留学にも、このクワイアで活動した思い出がたくさんある。私がエクセターに戻ってくると知ると、メンバーは喜び、変わらぬ温かさで迎えてくれた。

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5月下旬、クワイアアメンバーのパーティーで

アフリカやアラブなどの世界中の歌を、時には踊りながら歌う。言葉の意味はよくわからない。ここでは言語の壁はない。ただ一緒に歌うだけで通じ合うような、忙しい大学生活のなかでふっと心休まるような空間だ。イベントやクリスマスコンサート、バス遠足みたいな発表会、今年はスーパーの衣料品売り場でも陽気なステージを披露した。

ハーモニーを作るひとつひとつの瞬間の感動は、思わず笑顔になる。隣の友達とニヤニヤと表情を見合わせ、うまくいけば「We did it!」なんて褒め合う。愉快な仲間と歌えば、世界を駆け巡る気分だ。
 

5月の終わり、あるメンバーが歌の披露をと、私を含めクワイアの7人を招待した。彼女が1年生の時に住んでいた寮のパーティーだった。街から少し離れた川沿いのパブ。夜の8時を過ぎての夕日の中、芝生の上で歌った。
 

その後、川べりのテーブルでみんなとアップルサイダーを飲んだ。イギリスで暮らす中、1パイント(約500ml)のグラスを片手に、こんな風にゆっくりと会話を楽しむのが大好きだった。「最近どう?」「コースが終わったらどうするの?」「日本に戻ったら何がしたい?」なんていつもと変わらない他愛のない話だったけれど、ピースフルって言葉がぴったりだった。
 

いつかまた一緒に歌う約束は、世界のどこで果たされるのだろう。

気が付けば6月。帰国の日がだんだんと近づく。イギリス人のクラスメイトのなかで、自分自身がどうあるべきなのか見つめる葛藤もあった。

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