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英米語学科海外特派員報告(オーストラリア、シドニー発 青柳 大喜記者)

トランプ騒動を機に、国際政治に目覚めよ、拓大生!

英米語学科3年 青柳 大喜記者

留学前に世界の知識を深めようと『大世界史』という本を読んだ。著者は誰もが知るジャーナリストの池上彰だ。彼は本の中で「トランプは勝てません」と述べていた。彼の断言も空しくトランプ大統領が実現してしまった。

先日の日米首脳会談では、他国のリーダー達がトランプ大統領と距離を置く中、19秒に及ぶ握手、ゴルフなど安倍総理は積極的な行動を見せた。世間では今回の会談は「大成功」と言われているようだが、果たして本当だろうか。単純に安倍総理はこのunpredictable, unreliable, undesirable(行先不明、あてにならない、好ましくない)な大統領の船に乗ったようにしか見えない。

授業中にも話題になり、すべての学生が反対する発言をしていた。アルゼンチンからの学生はトランプ大統領のせいで、アメリカ留学をあきらめ、オーストラリアに来たと言っていた。中国人の学生は「彼はビジネスの才能はあるが、政治=ビジネスではない」と述べる。

ケアンズでたまたま会ったアメリカ人は、次のように言い切った。「オバマ大統領の政策には100%賛成というわけではなかったが、彼の知的さ、品格は一度も疑ったことはない。それに対してトランプは政策、知的さ、品格、全て最悪だ」。

自分の考えでは、彼はアメリカのリアリティーを反映していると思う。アメリカが「分かっていても、触れるのはタブー」としている事を率直に言っているだけなのではないか。 それが良い事なのか、悪い事なのか決めるは非常に難しい。

オーストラリアも日本同様、アメリカは最も重要なパートナーだ。首相のマルコム・ターンブルは、気性の荒さで有名で、新聞などでMalcom Pitbull(闘犬マルコム), Sophisticated Donald Trump(洗練されたドナルド・トランプ)などの皮肉を見かける。

トランプ大統領は電話会談でオーストラリアを強く非難した。オーストラリアとアメリカの大きな問題の一つに難民問題がある。オーストラリアはオバマ政権時にアメリカと難民を交換することで合意した。オーストラリアは中央アメリカからの難民を受け入れるかわりに、アメリカはナウル、マヌス島(オーストラリアに来ようとした難民の収容施設)の難民を引き取るという内容だ。その難民のほとんどが中東出身のイスラム教徒で、当然トランプ大統領は憤慨するのだ。トランプ大統領はこの合意をdumb deal(詐欺まがい)とツイッターに投稿した。

アメリカはTPP離脱を公表したため、オーストラリアは二か国間の貿易に重点を置き、 オーストラリアの最大の貿易相手、中国との関係をさらに深めるのではないかとメディアは報じている。

こちらにいる日本人は自分も含め、他国の学生に比べ、政治や経済に対して明らかに知識が足らない。 トランプ大統領はWorld is an angry placeと言ったが、その意味や真偽を今こそ世界を見て、考えるべきだと思う。

掲載日:2017年03月08日

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